目、首、肩、腰にやさしいデバイスの使い方 1 位置を調節する
目、首、肩、腰の痛みや動かしにくさの原因のひとつは、座る時間、前かがみの時間、画面を見る時間が増えていること。いまやプライベートでも仕事でも、PC、スマホ、タブレットを使わない日はありませんからね。
根本的な対策としてはデジタルデトックスですが、とはいえ仕事で使わないわけにはいきませんよね。
そこで、デジタルデトックスはしないまま、前かがみ、座位、画面の凝視を減らすために、わりと簡単にできることをいくつかお伝えします。
姿勢を前かがみでなくする
ディスプレイを大きくする
ディスプレイと距離をとる
デバイスを見る時間を減らす
姿勢を固定する時間を減らす
・姿勢を前かがみでなくする
身体に負担をかけないためには、前かがみでない状態で、まっすぐ前か、すこし下を見るくらいが良いようです。
スタンドを使うという簡単な行動だけで確実に、前かがみでない状態での、まっすぐ前か、すこし下にディスプレイを持ってくることができます。もちろんスタンドだけで姿勢由来の要素がすべて解決するわけではないですが、買って使うだけなので、地道な努力ゼロで、即、効果が出ます。
スタンドを使う
https://chobiwafu.blogspot.com/2021/06/blog-post_28.html
スタンドがないときは、スマホや片手で持てるタブレットなら、デバイスを持っている手の方の脇に、デバイスを持っていない手をグーにして小指側をに前方に向けて入れるのも有効です。視線が上がり、画面との距離が離れます。
背もたれのある椅子に深く座ったり、寝転んでしまったりするのも大事。背もたれのある椅子に深く座ると、浅く座るよりは前かがみになりにくく、寝転んでいれば前かがみになることはありません。
・ディスプレイを大きくする
ある程度大きな画面のほうが前かがみになりにくく、眼の筋肉の使用も少なくてすむと思います。なので、スマホよりはタブレットや大きめのディスプレイがよいでしょう。
とはいえ、大きなディスプレイは場所を取るし、重いし、携帯性とも要相談。
手ぶらで歩くときはスマホ、持ち歩く荷物がある時なら軽いタブレット、家なら大きめのタブレットやモバイルディスプレイ、もしくは据え置きディスプレイ、を使うのがいいと思います。
・ディスプレイと距離をとる
ディスプレイを離すと視線がいくらか上向き、眼の筋力の使用が減ります。参考までに、厚労省の VDT 作業のガイドラインでは40cm以上離すようにと書いてます。
ディスプレイを手で持って距離を取るのは難しいので、スタンドを使うか据え置きディスプレイを使いましょう。
上でも紹介した、手でデバイスを持っている側の脇に、デバイスを持っていない手をグーにして小指側をに前方に向けて入れるのもおすすめです。
・デバイスを見る時間を減らす
・姿勢を固定する時間を減らす
そのために使えるのが、文字読み上げとアウトプット専用端末、そして音声入力。
画面を常に見る必要がなくなり、デバイスを見る時間が減ります。
いずれもあらゆる姿勢で利用可能。立ちながらでも、歩きながらでも、寝転びながらでも、目をつぶりながらでも使えるので、前かがみになりにくく、同じ姿勢が続きにくくなります。
長くなったので、これらは次回に。