2018年8月27日

素麺

つるっと入って気持ちいい。
ぷつぷつした食感と少しの塩気がいい。

すぐできるのもいいところ。説明書きの茹で時間が2分くらいですが、もっと短くてもいい。もう一束追加するのも簡単。

冷やしても温かくしても美味しい。夏はガラスの器に氷水を張って泳がせてもいいし、ざるに盛るだけでも様になる。寒い季節にはほっとする煮麺もあり。

パスタより場所を取らない。

そして、酒に合う。


思えば夏休みの昼には毎日たべさせられて飽き飽きしていた気がする。でもいまなら、毎日素麺でもOK。小さい頃に嫌になったのは、冷や麦だったから辛かったのかもしれない。あるいは、酒を飲んでなかったからか。


冷や麦と素麺の違いは、とりあえず太さのようです。それどころか、なんと、うどんときしめんも太さの違いで定義しているらしい。

 「そうめん」と「冷や麦」、違いは何なのか
  https://bit.ly/2MwYLcF


主な産地は播州、三輪、小豆島、島原らしい。小豆島と島原は見たことも食べたこともないなぁ。

播州そうめんはなんといっても揖保乃糸。TVCM、費用対効果はどうなんやろう?

三輪そうめんは節(ふし)を売ってるのが独特。塩味と独特の食感が面白い。

 素麺ふし
 https://bit.ly/2P5Uh9M



いろんな食べ方がありますが、なにかしらのだしに付けて食べるのが簡単。醤油、鰹だし、酒などにちょっと柑橘類を絞ってできあがり。辣油や花椒、鶏ガラスープ、ごま油など中華系の調味料ともわりと相性がいい。他には「なにか料理したあとの煮汁や茹で汁」が意外といいです。



ラーメン屋や蕎麦屋、うどん屋は多いけど、素麺屋というのはあまり見たことないのは何故だろうか?煮麺はときどきメニューにのってることはあるけれど。姫路か龍野で入ったお店の煮麺が美味しかったなぁ。煮麺はもっと見直されてもいいと思う。


ラーメン屋ついでに、生パスタに生ラーメンなど、なんでも生が流行りですが、素麺にも生麺はあるのか?

ありました。 食べてみよ。

 小豆島 手延生そうめん
 レビューは☆ひとつですが、麺自体は美味しいとのこと
 https://amzn.to/2PENepH

 夏季限定! 生そうめん・手延べ素麺バラエティセット
 8月までの限定  駆け込め!
 https://bit.ly/2PFfMPZ



あとは、酢飯の代わりに素麺でつくった巻きずしのようなものを食べたことがあって、面白い食感だった。でも家で作るのはめんどくさそう。

 そうめん巻きずし
 https://bit.ly/2wqWogB




書いていて「アーメン、そーめん、ひやそーめん」という言葉を思い出しましたが、いったいどういうシチュエーションで使われる言葉だったのかが思い出せない。そしてなぜか素麺が2回も出てくる。「アーメン、そーめん、塩ラーメン」とかでも良さそうなもんなのに。よほどの素麺好きが考えたフレーズ?


猛暑もそろそろ終わると思いますが、熱くても熱くなくても、素麺は思ってる以上に使えますよ。

2018年8月20日

旧暦で七夕

今日(2018年8月17日)は旧暦の7月7日ですね!

と書くつもりでしたが、諸事情により過ぎてしまいました。。。


旧暦の七夕、今年は夜空、よく見えましたね!七夕の夜空に晴れを期待するなら、旧暦が断然おすすめ。国立天文台のお墨付きです。

 伝統的七夕について教えて
 https://www.nao.ac.jp/faq/a0310.html




旧暦はお月さまを基準にした暦。新月が1日で、満月が15日です。新暦は太陽を基準にした暦。365日で1年。詳細はググってください。


明治5年12月2日までは旧暦でしたが、明治5年12月3日が明治6年1月1日になり、そこから新暦になったそうです。

変更の理由を検索すると「明治政府が官吏の給与(明治5年12月分と先々の閏月分)を安く済ませようとした」というのがたくさん出てくるんですが、ほんまにそれが理由?

ちなみに、不定時法から定時法への変更も同時に行われたとのこと。

不定時法は、日の出から日の入りの長さに連動して、「1時間」の長さが変わる仕組み(子の刻とか丑三つ時とか暮六つとか、そういうやつ)。これをやめた。

定時法は、季節を問わず1年の365分の1の、そのまた24分の1が1時間。いまの時間はこれですね。こっちに変えた。

これらの変更が告知されたのが、明治5年11月9日。1ヶ月もないのに変更ってすごい。いまやったら、サマータイムどころではない大騒ぎですね。




さて、七夕は旧暦のほうが晴れるという実感はあったのですが、京都の7月7日の天気を旧暦と新暦で比べてみました。はい、暇です。


 新暦・旧暦変換
 http://koyomi.vis.ne.jp/i/i9reki.cgi

 気象庁 過去の気象データ検索
 https://bit.ly/2vXHQph



「七夕の夜空が晴れ」を

   ・21時の天気が
   ・「晴れ」かつ「雲量」が6割以下

と定義して2000年までさかのぼったところ、



旧暦新暦
天気雲量天気雲量
20003薄曇10
20012薄曇10
2002快晴04
20031010
20041010
2005薄曇104
20061010
20071010
20089薄曇10
2009410
2010108
20111010
201227
2013快晴010
20141010
20151010
20166薄曇10
2017106
2018510



新暦
その他
17
その他29


19年間で晴れたのは旧暦が8回、新暦が3回。晴れ率は旧暦が42%、新暦が16%。

一年ごとの旧暦 vs 新暦の結果は、7勝2敗10分。

旧暦、思ったほど晴れてないけど、新暦でやるよりかなりいい。
というか、新暦がかなり悲惨。




え、今日が旧暦で何月何日かなんてわからない?
ありがたいことに無料でカレンダーに追加できます。

 旧暦
 http://www8.plala.or.jp/garden/note/kyureki.html


もちろん、紙の旧暦カレンダーもあります。

 2019年 月の満ち欠け(西暦/旧暦対応) カレンダー 卓上
 https://amzn.to/2PsFqHE



月見(酒)を楽しみたい人と、晴れの七夕を楽しみたい人は旧暦がおすすめです!

2018年8月6日

冷やしきゅうり

こう暑いと、火を使う料理をする気になんてなれませんね。特にウチは、台所にエアコンがありませんからね。 と言いながら、今晩は米を炊いて蒸し物もしましたが。。。


こんな季節に火を使わず簡単に楽しめるのが、冷やしきゅうり。


冷蔵庫から出してそのまま食べるのも悪くないですが、ちょっと待った。冷蔵庫だけで冷やすと、なんというか、わざとらしい、縮こまった固い冷たさになるんですよ。

これが器に氷水をはって冷やすと、活き活きした、力がみなぎる冷たさになる。ひと手間かけるだけで、冷蔵庫で冷やしたものをそのままより格段に美味しいです。

アウトドアにでかけたときなんかは川で冷やすのもいいですよ。もちろんキンキンには冷えませんが、自然でなじむ冷え方です。岩に腰かけて、足を川につけながら、かじる。


ちょっとなにか付けると、さらに楽しめます。味噌をはじめ、塩や胡麻油、生姜やニンニクをすりおろしたものも。

脱線しますが、味噌、自家製がおすすめです。今年はじめてやってみたら結構よくて。常温保存してるので、すぐに体になじむし、完全なペースト状になっていなくて粒がのこっているのも美味しい。


実は、「冷やしきゅうり」で検索すると、なにかしらのタレに漬けて冷蔵庫で冷やしておくものがネット上では多いです。でも個人的には、「漬ける」よりも「付ける」ほうが、食材の持ち味が活かされると思います。



繰り返しになりますが、火を使わなくていいし、調理も不要。冷凍庫に氷さえあれば10分もあれば冷えます。10分なんて、ちょっと薬味と酒の準備をしてたら、すぐですね。


そして、なんといっても安い!もし川で冷やしてて流されても、きゅうりなら諦めもつきます。河童にやったと思いましょう。薬味もたいしてお金はかかりません。


ちなみに、きゅうりが今のようなものになったのは幕末だそうで、それまでは完熟した黄色いのを食べていたそうです。

見たことも食べたこともないけど、こんな感じのようです。

 12年度キュウリの種採り
 http://blog.livedoor.jp/koro8o1084/archives/cat_429069.html

 キュウリの種採り♪
 http://blog.livedoor.jp/yumikota0330/archives/65065503.html

 完熟まで後少し
 http://plantsnote.jp/note/11506/125001/



この時期、河童でなくても、冷やしきゅうりと酒だけで二時間は楽しめます。ちょびっとも和風ではないですが、トマトもおすすめ。明日の晩にでも、どうぞ!