2020年1月31日

余白(時間) 3

誰にも邪魔されない自分だけの時間をつくる。

時の流れを乱すものをなくし、目の前のことに集中する。



まず、1日24時間の時間割の中から、休む時間を確保する。
https://bit.ly/2GBcGJr

まかせられる事は任せて、省ける手間を省く。
https://bit.ly/38PbZbB



そうやって作った時間の余白を、大事なことにあてる。

なにかするのもよし、なにもしないのもよし。


ただ、いまここ、に集中する。

せっかくの余白を濁らせないために、集中を妨げるものを排除する。




通知は基本的に全てオフにしましょう。


スマートフォンからの通知に、「通知してくれてありがとう!」と思ったこと、ありますか?自分で設定したアラームやリマインダ以外で。

アラームやリマインダ以外の通知は、誰かからの連絡か、アプリからの広告か、どちらかです。

誰かからの連絡の場合、時間を決めて、日に2,3回もチェックすれば十分でしょう。即レスしないといけない相手なんて、そうはいません。メール、SMS、メッセージングアプリは、みる時間、返信する時間を決めておく。ほとんどの人は、午前と午後に1回ずつで充分だと思います。午後に1回でもいいかも。

広告やアプリからの「もっと使ってくれ」という通知は、そもそも必要ない。

自分で設定したアラームやリマインダのみ通知されるようにすると快適です。まずは全てオフにしてみて、やはりないと困る通知のみオンにすると、よいです。


電話は、基本の設定を「無音、バイブなし」にして、登録した相手からかかってきた場合にのみ鳴って震えるようにすると快適です。おやすみモードも併用すると、さらに快適に。相手にはかけてくる自由がありますが、「24時間365日いつでも電話に出ます」という契約でもしていない限り、こちらには出る義務はありません。

2020年の日本では、知らない相手から一般人にかかってくる電話のほとんどすべては何かしらの詐欺目的です。検索しても出てこない相手の場合は放置が吉です。

  詐欺の流行歌 『愛の水中花』の替え歌
  https://youtu.be/fPnpf62bjwg

たまたま詐欺ではなかった場合、どうしても必要な要件がある相手は何度でも何日でも電話してきます。少し機転のきく相手なら、ショートメッセージを送ってきます。もしくは何かしらを郵送してきます。

なので、知らない相手からの電話には出なくても問題ありません。

登録した相手からの電話でも、集中したいときには通知をオフにしてしまいましょう。都合のいいときにかけ直すなり、電話以外の手段で連絡するなり、自分の都合で電話を使いましょう。





本当に必要な情報だけ、自分の行動を変え得る情報、質の高い情報だけ集めましょう。


そもそも、ほとんどの人には、世間で起きていることなど本当はどうでもいい。世の中で何が起こっていようとも、自分のことに打ち込むのが吉です。

メーリングリスト、広告メールは、どうしても必要なもの以外は全て解約する。簡単に解約できない場合は、フィルタで自動的にゴミ箱へ送るか、解約できないメール用に専用アドレスを作って、そこへ届くようにアドレス変更してしまうか。そうすると、二度と不要な情報で受信箱が汚染されることがありません。

ソーシャルメディアは、見なくて困るという事はまずないので、最小限に。毎日見る必要は全く無いです。他人と比べなければ自分のことに集中できる。変に焦ったり不安になったりしない。ソーシャルメディアが無かった時代、知り合いや有名人が何をしているかなんて、あまり興味なかったのでは?

ニュース、新聞、雑誌は、意外にも見なくても何も困らないです。この1年を振り返ってみてください。「あの時あのニュース見ててほんまによかった!あのニュース見てなかったらどうなってたことか!」なんてこと、ありますか?知らなかったとしたら自分の生活に大きな影響が出たニュースというのは一体いくつあったでしょうか。おそらくほぼ全てのニュースを知らなかったとしても何の影響もなかったことと思います。

もちろん重要な出来事ではあるのですが、アメリカと中国が経済戦争してようが、元日産CEOが楽器ケースに入って国外逃亡しようが、ラグビーで日本が善戦しようが、誰がノーベル賞を取ろうが、ほとんどの人は、それを知ったところで日々の行動が変わるわけではないですよね。その情報を知っていることによる、自分の人生への影響はほぼゼロです。

新型コロナウィルスの情報ですら、「ほとぼりが冷めるまで地下シェルターに入っとくわ」というような人でない限り、知ったところで特に何ができるわけでもありません。

自分の日々の行動に影響しない、ある意味どうでもいい情報の収集に時間をかけないことが重要です。知ったところで自分の行動が変わるわけではない情報に関しては、毎日細かく追いかけるよりも、情報が出終わったところでまとめを見る方がいいと思います。

リアルタイムで知る必要があるニュースなんて、近くの川が氾濫しているとか、雨や風がものすごく激しいとか、原発が事故を起こしたとか、要は、災害の警報くらいです。



といっても、全く社会の流れを知らないのも問題になる場合があります。なので、週に1度くらいはまとめてニュースをチェックするのがよいのかもしれません。

ただ、週一で情報を仕入れるというニーズがあまりないのか、それではメディアが儲からないからなのか、あまり良いサイトがないです。

とりあえず、いま使っているのは以下の通り。特にNHK NEWS WEB EASYは秀逸で、多分これだけで困らないし、人と話すときはこのくらいの話し方がいいんだろうなという参考にもなります。


  NHK NEWS WEB EASY
  https://www3.nhk.or.jp/news/easy/

  ニューズウィーク日本版
  http://www.newsweekjapan.jp/

  The World This Week podcast
  https://www.bbc.co.uk/programmes/p0299wgd

  Quiz of the week
  https://www.bbc.co.uk/search?q=quiz+of+the+week

  Total Recall Weekly News Quiz
  https://bit.ly/2tSww09



そういうわけでスマホを見ないようにしようとするのですが、それでもいつの間にか、どうでもいい事を調べていて、気づいたら1時間経ってる、ということがあります。

これを防ぐには、何か箱か袋にでも入れて、すぐに手の届かない場所に置いておくのがよいです。

ただ、メモや資料など参照したい場合も多いと思います。

その場合は、機内モードにして通信自体をオフにしておけば、どうでもいいことを調べに情報の沼に引きずり込まれてしまうこともありません。誰かからの連絡も自動的に全てオフになります。

前に使っていたスマートフォンを、SIMカードを入れずに使うのもアリ。必要な資料を先にダウンロードしておいて、WiFi を切るとよいです。

ソーシャルメディアやメッセージングアプリは入れず、資料の参照に必要なアプリのみ入れて、ブラウザも使えないようにしておくと、余計なことに時間を使ってしまうこともありません。例えばメモ用とか、音声入力用とかに十分使えます。

電話を受ける必要がある場合は、Wi-Fiとデータ通信だけをオフにするとよいです。そうすると、データ通信はできないけれども電話は受けられる状態になります。





静かではない環境で集中するには、ソニーのノイズキャンセリングヘッドホンが最強です。私が訪れたことのある国の中では世界で最も騒音だらけの日本で作られただけのことはあります。

  Sony WH-1000XM3
  https://amzn.to/2FUz7J5

ノイズキャンセリングをオンにして何か音や番組を流していれば、話しかけられたり、インターホンが鳴ったりしても気づかないことがあるレベル。それでもほぼ必ず少しは聞こえる公共交通機関の放送は、本当に騒音でしかないと思う。

  あふれる音
  https://bit.ly/2Ub0JCo

イヤホンよりもヘッドホンの方が耳に優しいです。遮音効果ももちろん高い。充電用の箱にしまう必要もなく、片方だけなくなるということもありません。充電する頻度も少なくて済みます。

ヘッドホンは存在感があるので、周りからも「この人には、いま音が聞こえにくいだろう」ということがはっきりわかります。





目に入るものに邪魔されないためには、何も置かない部屋をひとつ設けると便利です。集中したいときに、その部屋へ行く。自分で制御できる空間には、いま使うもの以外は置かないのが原則です。

  余白(空間)
  http://bit.ly/3b01NyQ

スペースの確保が難しい時は、壁に向かうというのもひとつ。あえて視界を狭めることで目に入るものを減らす 。わりとどこにいてもできることなので汎用性が高いです。





寒くも暑くもない環境を。薄着で暑くも寒くもない環境が、ヒトという動物には快適です。

  寒すぎる屋内
  http://bit.ly/31aWYhC





誰にも邪魔されない自分だけの時間、楽しんでください。

2020年1月16日

余白(時間) 2



  前回
  https://chobiwafu.blogspot.com/2019/12/blog-post.html


「やること」の所要時間を減らすためにできること。


自分でやらなくてもクオリティが大幅に下がらないことは、機械や他の人にまかせてしまいましょう。興味がなかったり苦手だったりすることや、他の人の方が上手くできることも任せてしまいましょう。なんでも自分でやろうとしないことが大事です。



任せられることはいろいろありますが、例として、多くの人が使えそうなこと、生活しているとどうしても発生することを。





掃除は掃除機に任せましょう。自分では何もしなくても、時間がきたら勝手に掃除が始まって、たいていの人がやるよりきれいに仕上がります。

何も考えずルンバを買いましょう。ゴミの日にゴミを出すこと、ルンバの中に溜まったゴミをゴミ袋に出すこと以外は、自動でやってくれます。ルンバに掃除を任せられる部屋にするために、住人が床にモノを置かなくなる、モノを減らすようになる、という効果まであります。拭き掃除が必要なら、お好みでブラーバも合わせて使うと、さらにきれいに。

  ルンバ
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  ブラーバ
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洗濯は洗濯乾燥機に任せましょう。乾燥機能があることで、「干す」作業から開放されます。いくらかくしゃっとなるものの、乾いた状態で仕上がるので、「洗濯物を1つずつ取り出しては洗濯バサミに挟む」「乾いた洗濯物を1つずつ洗濯バサミから外す」という作業から解放されます。

「自宅の洗濯機置場に入るか?」以外は何も考えずに洗濯乾燥機を買いましょう。もし入らない場合は、入るところに引越しましょう。

  洗濯乾燥機
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そして、乾燥をかけてもシワや縮みが気にならない服を着ましょう。

「タンブラー乾燥禁止」と表記されている衣類でもたいていは、軽く脱水した後に30分ぐらい乾燥するだけなら、少し湿っぽいものの、わりといい感じに仕上がります。乾燥機を使わない部屋干しの自然乾燥だと、ガサガサに乾いてしまうんですよね。冬は特にそうです。もちろん自己責任なので、トラブルが起きてもよい服から順番に試してみてくださいね。



洗い物は食洗機に任せましょう。油が落ちるまで何度も洗剤を追加して洗ったり、洗剤が落ちるまで何度もすすいだり、といった作業がなくなります。手荒れの予防にもよいです。

外付けなら、何も考えずにPanasonicの食洗機を買いましょう。大きいのにしといたほうが無難です。上段を外しておけば、鍋なども外径24cmぐらいまでならだいたい入ります。私は外しっぱなしにしています。

  Panasonicの外付け食洗機
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繊細な器や気に入っている器、大切に育てたい器だけ手洗いすればよいと思います。私は酒器と茶器だけは手洗いしています。




どこで買っても違いがない製品は、ネットで買って届けてもらいましょう。店に行く時間や交通費、店の中でものを探す時間が省けます。

まずは何も考えずAmazonで検索しましょう。送料がかかって割高になるときは、ヨドバシも選択肢です。ヨドバシは全商品が送料無料で、おおよそ10%のポイント還元。100円未満のボールペンリフィル1本だけでも送料無料です。Amazonとヨドバシでは買えないか高い場合、ビックカメラ、Yahoo!ショッピング、価格.comも併用すると、より安く買える場合があります。

野菜は、ふるさと納税や野菜定期便などを利用すると、買いに行かなくても、一定以上のクオリティの旬のものを選んで送ってもらえます。お店で品定めする楽しさもありますが、やはり店に行く時間や品物を探したり選んだりする時間は結構かかりますからね。混雑する店内を歩いたりレジに並んだりするストレスもなくなります。家にある食材を使って料理するスキルも育ちます。

通販でものを買うと受け取りの手間が発生しますが、日時をまとめると負担は減ります。週に一度程度、受け取りも含めた家のことをする時間帯をルーチンで設けてしまうのがおすすめです。また、最近は玄関先などに置いていってくれる場合もあるので、使える場合はこれが楽です。灯油も、先にクレジットカードで支払いを済ませておけば、玄関に置いていってくれるようになりました。

通販の支払いはクレジットカードでオンライン決済しましょう。繰り返し使うなら口座引き落としも可。毎回の振込みや玄関での支払いは面倒です。

対面の買い物でも、支払いはクレジットカード、モバイルSuica、PayPayで極力キャッシュレス決済にしましょう。キャッシュレス決済を扱っている店なら、おおよそこの3つで対応できます。

何かしらのキャッシュレス決済で支払いをしていると、ほとんど自動的に家計簿が仕上がるのもメリットです。どこを節約できるかがよくわかります。いくつかサービスがありますが、マネーフォワードがオススメ。

また、現金で支払っていると一定の頻度でATMに引き出しに行く必要があり、余計な時間と手間がかかってしまいます。

ちなみに、もしもまだ生活費の引き出しにATM手数料が必要になる口座を使っている人がいたら、すぐにコンビニATM手数料無料の口座を作りましょう。とりあえずの生活費を入れておく口座としては、住信SBIネット銀行がオススメです。

住信SBIネット銀行がオススメな理由は、ATMの利用や振込の無料回数が月に最大15回と比較的多く、「定額自動振込」が無料だからです。定額自動振込を使うと、家賃などの定期的な振込を指定した期日に自動的にやってくれます。定期的な振込が必要な場合、振込の操作を毎回しなくてよくなるので、大幅に手間が省けます。振込手数料とは別に、更に定額自動振込の利用手数料として一件につき数百円とる銀行も多いなか、住信SBIネット銀行なら月10件まで定額自動振込が無料です。



炊事は、手軽さと栄養や美味しさとのバランスが難しい。最も時短に貢献するという意味で手軽なのはUber Eatsなどの宅配。どこにも行かなくても、何もしなくても、作って持ってきてくれますからね。ただ、美味しいかと言われると、やっぱり家で作ったり店で食べたりするほうが美味しい。比べると、かなりクオリティが下がってしまいます。もっと効率を突き詰めれば、栄養バランスのとれた液体をのむだけ、に行きついてしまいますが、やっぱり美味しくはないですよね。

なので、シンプルな自炊をしつつ、宅配や外食、中食も併用、というのが落としどころでしょうか。

ホットクックやレンジ調理は、セットすればその場を離れられる気楽さはありますが、下ごしらえや後片付けは必要で、手間はあまり変わらないように感じます。でも、ホットクックの無水カレーはおいしい。

  ホットクック
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ちなみに、鍋帽子というものがあって、鍋物をしばらく煮てからこれに入れて放置するだけで結構いい感じに煮込めます。夜に入れて朝に外しても鍋がかなり暖かくて驚きますよ。ただ、鍋帽子を外すときに鍋をひっくり返さないよう注意が必要です。また、いまだにメールで申し込んで着払いにしか対応してないというのも改善して欲しいところ。

  鍋帽子
  https://www.zentomo.jp/nabeboushi/



育児は保育園・幼稚園やシッター、介護はヘルパーやデイサービス、ショートステイ、各種施設を利用しましょう。既に利用している人も、もっと利用しましょう。間違ってもすべて自分でやろうなんて思わないことです。自分が死んでしまいます。現代では育児や介護に求める水準が高くなりすぎて、すべてを家族だけでやるのは無理です。人類の歴史のほとんどにおいて、放っておいても生き延びる者以外は簡単に死んでいたので、昔はそんなに育児や介護に手がかからなかったんです。頼れる家族やコミュニティの人手も多かったですし。いまは弱い子供も弱った大人も、各種サービスや社会の要請で、そう簡単には死にません。構成人数が減った家族だけで何年もサポートしていくのは不可能です。

育児や介護を最優先のこととして打ち込みたい人はそれもいいと思いますが、多くの人は、自分の人生をある程度生きられてはじめて、育児や介護「にも」取り組めると思います。飛行機の酸素マスクを、まず自分につけたあとに子供にも付ける、というのと同じです。



また、繰り返し使う資料を手書きや一からの手入力で作成するのはやめましょう。ほぼ前回コピペで仕上がる仕組みや、マクロなどで自動的に出来上がる仕組みにしていかないと、大変な労力です。

手書きだと、確実に腱鞘炎になりますし、何よりもイライラします。積極的に、ほぼ自動的に出来上がる文書づくりをしましょう。





こんな感じで、大きくクオリティが下がらないことなら、いま自分でやっていることを機械や人に任せてみてはどうでしょうか。

代わりのいない自分を一番に大事にしてください。



次回は、時間の質を変える話。