2022年12月16日

断食してみた

昼を食べなくなったことの延長として、断食に興味が湧いて、専門施設に行ってみました。

はじめての断食だったことと、下手にやると害がある(絶食後、急にたくさん食べると死ぬ。秀吉の兵糧攻め参照)という知識もあったことから、医師が携わっている兵庫県と旧五色町(現洲本市)の合同事業として開設された施設を選択しました。

 秀吉の兵糧攻め
 https://www.yodosha.co.jp/rnote/trivia/trivia_9784758115476.html


 公的断食道場・五色県民健康村健康道場
 https://www.fyu.jp


断食後になにか変わったかというと、よくわからないというのが実感です。1週間以上のコースがオススメとのことでしたが、残念ながら3泊4日の最短コース分しか時間が取れなかったので、もっと長くやるとまた違うのかもしれません。


断食中の過ごしかたと感覚

前半2日が、牛乳にジャムを少し入れたようなものを3食(100 × 3 = 300kcal)で、後半2日で復食でした。

あまり動かないように指示がありましたし、2日目からはいくらか身体がだるかったので、ほぼ部屋で過ごしていました。ぼーっと寝転んでいたり、考え事をしたり、書き物をしたり、読書したり、後述のDVDを見たり、呼吸法をしてみたり。

ちなみに、行動の制限には施設によって大きな差があるようです。今回の施設では、散歩は施設内の平地のみに制限されており、入浴不可でシャワーのみ。他の施設では、ウェブ上で確認する限りは、温泉に入れるところもあり、近所での観光を勧めていることも多いようです。


低血糖の症状らしきものはありました。2日目の午後には手足の指先や舌先が細かくビリビリ痺れ、聴覚が敏感に。3日目の朝は胸が押さえられて息を吸いにくい感じで目覚めました。ただ、胸が押さえられたり息が吸いにくかったりという感じは、寝ているときにエアコンの直風が顔に当たっていた影響も大きいかもしれません。

血糖値を持参したリブレ(血糖測定の器具)で繰り返し測定していたところ、3日目の朝が最低で、46 mg/dlでした。ここから尿ケトン体もプラスになりました。

 フリースタイルリブレセンサー2個セット
 https://amzn.to/3FwGWTR


「復食が感動するほど美味しい」という感想を断食の体験記でよく見ますが、それは感じませんでした。施設によるメニューの違いや、普段の食生活の違いもあるのかもしれません。

いわゆる「宿便」も実感はありませんでした。期間が短かかったのもあるかもしれません。


ストレスは少ない時間でした。

断食開始前と最終日前日に充実感テストというのをやって「爽やか指数」と「不快指数」を測定するのですが、爽やか指数は微増していました。



効果があるのか?

もともと何かしらの効果を求めて断食しに行ったわけではなく、「どんな感覚になるのか経験してみたい」というのが主だったのですが、心穏やかな時間を過ごせてよかったと感じました。

ただ、これが断食自体の効果かというと、どちらかというと、何もしないことの効果が大きい気がしました。

断食中は、活動が普段とくらべて大幅に減り、あまり何もしない(できない)時間を過ごします。

また、世間から隔絶されているので、ストレスが少ないです。仕事も家事もしなくていい。他者との交流もほぼなし。以前は集団での様々なセミナーや呼吸法の実践などあったようですが、感染予防のためにDVD視聴で代替されていました。


持病のある方への効果はまた別だと思います。例えば糖尿の具合は良くなるのでしょうし、血圧が高い人も下がるのだろうと思います。

ちなみに、体重は毎日500グラムぐらい減りましたが、現在は元に戻っています。




少食との共通点と相違点

昼を食べなくなった延長として試してみた断食でしたが、共通点は、食べる量が少ないことくらい。

相違点は、少食は毎日続けられるけれど、断食は毎日は続けられないこと。

少食は1人でできるけれど、断食は、誰かにサポートして貰う必要がある。

少食はいつでもどこでも無料でできるけれど、断食は、ひとりの時間を確保して、特定の場所へ移動して、お金をかける必要がある。1週間も2週間も断食に時間とお金を使うのは、多くの人には現実的ではないと思います。


普段からやるなら、少食です。




リゾートホテルでファスティングプランがあるところもありますが、周りの人は美味しいものを食べている中で自分は食べないというのは辛そうなので、断食したいなら断食専門の施設が良いと思います。

食については特別なことはせず、ただ何もしないだけなら、景色の良い宿泊施設で何もせず過ごすのもいいかもしれない。



切実に体調のことで困っている人、よほど時間とお金に自由が利く人以外は、何もしない時間を日常に取り入れつつ、普段からできる少食も取り入れるのがオススメです!


2022年12月2日

コロナ禍を経てたどり着いた昼食

一人なら、食べなくなってしまいました。

当初は個食が必要だったため、残り物を弁当にしていましたが、だんだん面倒になり、乾物だけを食べるようになりました。乾物ばかり大量には食べられないので食事量が減り、「実は食べなくても困らないのでは?」と思って試してみたところ、特に困らなかったんです。

最近は少人数での会食はできるようになってきたので、誰かと一緒に食事するなら話は別ですし、通りすがりで気になった店に入ってみたり、誰かが薦めていた店に行ったり、食べたことないものを食べてみたりと、体験のための外食はします。

でも、昼になったからという理由だけでの一人での昼食は、摂らなくなってしまいました。「食べるつもりだったのに食べられない」は辛いんですが、最初から食べないつもりだと、辛くないです。水分は摂りますが、水分さえとれれば、空腹感はあまりないです。食べないつもりでいたところに、気になったから店に入ってみたり、なにか買って食べてみたりするのは簡単ですしね。


食べるなら、乾物が楽です。

具体的には

  • スルメ
  • 小魚
  • 煎豆
  • 帆立貝柱
  • 炒り胡麻
  • 海苔

など。


なんといっても軽い。水分がないからなのか、量の割にやたら軽い。

そして、なくならない。楽天の買いまわりに合わせた1000円以上の量で買うと、結構な量になるうえに、大量に食べられないので、なくならない。

加えて、そう簡単に腐らない。なくならないので賞味期限までに食べ終わらないことも多いんですが、賞味期限を相当過ぎても、腐りはせず、悪くても風味が薄れるくらい。

また、安い。なくならないので、価格を日数で割ると、一日あたりのコストは相当に安くなる。


待ち時間ゼロなのも嬉しい。食事のために出かけることも列に並ぶこともなく、カバンからさっと取り出すだけ。食事に使う時間がかなり少なくすむので、昼休みをまるまる使えます。

朝の用意にかかる時間もゼロ。昨晩の残りを詰める時間さえ必要ない。置き場から取り出してカバンに入れるだけ。

帰宅後の洗い物もゼロ。弁当箱やスープジャーをカバンから出し忘れたまま朝を迎えることもない。


カバンの中に汁がこぼれるという悲劇もゼロ。ビニール袋に二重に入れる必要もなければ、立てて入れる必要もない。

無添加で滋味がある。少し探せば、ただ乾かしただけのものが簡単に手に入る。外食や中食で程よい味付けや余計なものを使っていないものを探し出すのは至難の業。



コロナ禍以外にも昼食を残り物や乾物にしはじめた理由はあって、いつからか(おそらく、よい酒をより楽しむために自分で料理をし始めてから)コンビニの食べ物や、よくある食堂・弁当屋の食事が美味しいと思えなくなったというのが大きいです。味が濃すぎたり、調味料の味しかしなかったり、自分でおいしいと思える店を見つけるのが難しいうえに、少なからず待ち時間があり、狭いスペースに詰め込まれることもあり、嫌な客や店員に遭遇することもあって、「この体験にこのコスト?」と思いはじめると、いきあたりばったりの外食や中食は苦痛でしかなくなってしまったんですね。

乾物を食べるだけなら自由に環境を選べるし、なにかしらストレスを感じる状況が発生したとしても、移動するだけ。


 

もちろん、デメリットもあります。

乾物だけだと見た目が貧相です。煎豆を一掴みとスルメ3本とかでは、間違ってもインスタ映えしません。

カバンの中がスルメ臭くなることがあります。


そして、良くも悪くも体重が減る。痩せたくなくても体重が減ります。



でも、いいことずくめです。

  • 時間ができる
  • お金がかからない
  • 美味しい
  • 嫌な思いをしない
  • 軽い
  • 硬いものが多いので、顎が丈夫になる? かも



糖尿病の薬を使っている人でなければ、昼を食べないからといって特に問題はないです。肉体労働でなくて肥え気味の人なら、むしろ食べないほうがいいくらいかもしれません。


とりあえず、週に一日くらいでも、午後のストレスが少なめの日にやってみるとよいですよ!

2022年11月18日

数回は着てから洗濯する

 おそらく、昔は何回か着てから洗濯するのが普通だったし、今もそうしてる人も実はわりといると思うんですけど、一回着たら洗濯するのが当たり前な人からすると、思いもよらないことだろうと思います。

でも、特に困りませんよ、やってみると。これからの季節は汗をかきにくいので、始めてみるのにオススメです。


もちろん、服の種類や過ごし方にもよりますが、シャツやズボンなんかはしょっちゅう洗わなくてもいいでしょう。



洗濯回数が減ると、様々なメリットがあります。

洗剤使用量が減る

ついでに言うと、指示されている量の洗剤を入れる必要はなく、半分くらいでも十分きれいになります。水温を上げられる洗濯機の場合は、水温を上げるのも有効です。


電気代・水道代が減る

といっても、電気や水は他にもいろいろ使うので、家計への貢献はそう大きくはないかも。


乾かす手間もたたむ手間も仕舞う手間も減る

乾燥は機械がしてくれても、たたむ手間やしまう手間はどうしても必要ですが、これが数分の一になる。


持つ服の量が少なくて済む

2, 3セットあれば十分まわります。そして、選択肢自体が減るので、服を選ぶ手間もなくなります。



ただ、もちろん、デメリットも

汚れが目立つかもしれない

白い服は汚れが目立ちやすいので避けた方がいいかも。


シワが目立つかもしれない

たしかに朝一からピシッとしてはいないです。


臭うかもしれない

どこまで気にするか個人差が大きいところです。


脱いだ服の置き場が必要になる

まだ着てない服と分けるために、脱いだ服用の箱を用意して放り込むのが楽です。スペースに余裕があれば別コーナーにハンガーをかけるのもひとつ。

椅子の背にかけるのもひとつですが、見た目もよくないし、シワがつくし、床に落ちるし、服が余計に汚れるし、椅子自体も汚れるし、椅子のもたれ心地わるくなるし、手軽さの他にいいことがありません。




昨今では新型コロナウイルスのこともあって毎回洗濯という方も多いとは思いますが、リスクが低い一日の過ごし方だった場合や、もうそこまで気にしていないという方であれば、よいのではないでしょうか。

まずは部屋着からでも、着用回数を+1, 2回してみてください!

2022年7月29日

夏でも長袖

夏でも長袖か七分袖を着ています。

数年前に半袖はすべて処分してしまって、もう一着も持っていません。


モノを減らし始めたときに気づきました。

半袖を長袖にすることはできないけれど、長袖は半袖にも長袖にもできる、と。

暑ければ袖を折って半袖にできるし、必要に応じて長袖にできる。空調が効きすぎの場所。肌寒い日。突如、山に入るとき。無駄な日焼けを避けたいとき。ちょっとだけフォーマルっぽくしたいとき。

半袖+アームカバーという方法もありますが、男向けはスポーツ系か刺青系しかないので選択に入りにくいし、管理が面倒そう。長袖なら、使いたいときに袖部分が見当たらないということがないし、袖部分をなくすこともない。締め付けることも、ずり落ちてくることもない。


また、半袖を買わないと、空間にもお金にも時間にも余裕ができます。半袖がまるまるなくなるし、夏場に服を買うこと自体が減って、買い物に要する時間も減ります。出かける前に半袖を着るか長袖を着るか迷う時間もなくなります。


袖の折り方をいくつか知っておくと、すこし変化が出せます。

大きく分けると、

1.普通にくるくる巻く

 とにかく簡単なのがいいところ。

2.大きく折ってからさらに折る

 若干面倒ですが、見た目がきれい。リンク先の「マスターロール」と書いてるやつです。

  https://thequalityclothing.com/rollup-sleeves/#i-3



快適さを保ちつつ、生活をシンプルにできるので、ぜひ!

2022年7月22日

眠りを妨げにくい寝床スマホ

 「眠りに良くないので、スマホをベッドに持ち込まないほうがよい」といいますが、寝床にスマホを持って入っています。


寝床でふと目覚めたとき、思いついたことをメモしたいし、目覚ましも、バイブだけで音は無しで使いたいので。

眠りへの影響に配慮しつつ、デバイスの便利さは活かしたい。



自分が寝床でスマホに求めるのは、以下の4つ。

    メモする

    目覚ましは無音でバイブのみ

    緊急連絡を受ける

    その他の機能は不要


これらを達成しつつ眠りを妨げないための工夫として、寝床専用端末を、昼間に持ち歩く端末とは別に用意しています。

専用端末なら、メモと目覚ましのみに使えます。



寝床端末では、以下の2つを満たすことが大事です。

    メモと目覚ましだけ使える

    メモ用アプリとOSの両方がダークモード対応している


オススメの構成は以下の通り。

    Android(10以降)

    Nova Launcher Prime

    Gmail(自分宛て送信専用アカウント)

緊急連絡は、昼間に持ち歩く端末で受けることとし、少し離れたところ(隣の部屋)に置いてます。



それぞれの機能について求めるものを、もうすこし詳しく。


メモする

過去のメモが目に入らない

過去のメモにアクセスしてしまわないことは大事です。ふと目に入るだけでも見始めてしまい、眠りの妨げになります。よって、アプリの起動時に今までのメモが表示されるものは使い勝手が悪い。

以前はKeepを使ってましたが、Gmail(自分宛て送信専用アカウント)に変更しました。Keepだと、起動時やメモ作成完了時に過去のメモが目に入る。

Gmail(自分宛て送信専用アカウント)なら、送信済みメールをわざわざ見に行かなければ、過去のメモは目に入らない。スマホのホーム画面からショートカットを使って送信画面を立ち上げると、受信箱や送信済メールが目に入ることはないし、タップの回数も一つ少なくてスムーズ。


画面は暗く

白っぽい明るい画面だと、明らかに眠りの妨げになります。また、寝床が誰かと一緒の場合は、周りにも明るい光の影響がおよぶ可能性があります。

なので、ダークモードに対応しているものがよいです。Androidは10以降、iOSは13以降で対応しています。

そして、明るさを最小にしましょう。暗いところなら、ダークモードかつ最小の明るさでも十分みえます。最小でもちょっと明るすぎるくらい。


自動でクラウドに保存され、様々なOSでアクセスできる

後でメモを見返すことを考えると、様々な端末からアクセスしたい。iOSやMacからしかアクセスできないのでは使い勝手が悪い。

この点でもGmailはオススメ。


目覚ましは無音でバイブのみ

最初から入ってるアプリで十分です。サウンドを無音かつ音量をゼロにするとよい。


緊急連絡のみは受ける

電話やメッセージングアプリからの通話は鳴るようにしておきたいが、夜中にメモしようとしたときに、緊急ではないメッセージを見たくないし、メッセージが届いているという通知も見たくない。通知があることを知っただけ気になってしまうので。

なので、寝床スマホにはSIMカードもメッセージングアプリも入れず、昼間に持ち歩いているスマホを寝床から少し離れた場所に置き、着信音が鳴るようにしてます。


その他の機能をなくす

Webとコンテンツへのアクセスを断っておくことが何より大事です。何重にも、厳重に。


ブラウザを使えないようにする

Androidなら、

 アプリ→○個のアプリをすべて表示→Chrome→無効にする

iOSなら、

 スクリーンタイム→コンテンツとプライバシー→App→Safari→チェックをオフ


Digital well−being機能を使う

誘惑に負けてブラウザをonに戻してしまったときのために、ブラウザの使用可能時間を制限しておく。

AndroidならDigital balanceなど、iOSならスクリーンタイムという機能を使ってください。


オフラインにする

通信自体を切るのが最強。

大手メーカーのルータなら、デバイスごとにWiFiへの接続時間を設定できます(Buffaloなら「キッズタイマー」、IODATAなら「こどもフィルター」、TP-Linkなら「保護者による制限」)。自分のデバイスだけ20時から4時まではネットに接続しない、というようなことができます。 前述のように寝床用の端末にはSIMカードが入っていないので、Wi-Fiに繋がらなければ通信できず、何かしらのコンテンツを見てしまうという事はありません。



必要ないアプリを視界から消す

 Nova Launcher Prime

 https://bit.ly/3OnSdbp

このアプリを使えば、必要なアプリだけが見えるようにできます。アイコンを自由に配置でき、削除できないアプリのアイコンを画面から消すこともできます。

こんなにスッキリ。


流行りのサブスクではなく、買い切りなのもありがたい。




いつもより早く目覚めたときは考え事にいい時間だ、と思っています。

真っ暗な中、目をつぶって、浮かんできたことをただメモする。

起床時間まで考え事とメモの時間が続いても、目を閉じて横になっていると、それなり体は休まるものです。



寝室にスマホを持って入るなら、寝床スマホの用意を!


2022年4月29日

屋外で過ごす

春になって、天気の良い日は、ただただ心地よいですね。

陽に当たっていると、あったかくて気持ちいい。

程よく疲れて眠くなるし、ビタミンDの補給もできる。

そよ風に撫でられたり、花の香に気付いたりするのも、外ならでは。

外に出るだけでも気持ちいいですが、居心地のよい場所へ行くためには、いくらか歩くことになり、足腰の維持にもいい。

読書や各種作業を屋外でするのも、なかなか快適です。

そして、無料!



屋外ならではの辛いところもありますが、ある程度は対応可能。

・雨
少々なら木陰で対応できる。橋の下もなくはない。

・風
こればっかりは、どうしようもない。ずっと風に吹かれていると、意識がとられるし、体温も奪われる。

・暑さ
強い日射しでも影があればしのげる。蒸し暑い場合は、おとなしくエアコンのあるところへ。

・寒さ
羽織れるものと首巻きがあれば、対応可能。真冬でもぶくぶくに着込むと、そこそこ快適。最近では電熱ベストも有用ですが、重さが効いてくるので注意。

・虫
蚊や蜂、ムカデなどの刺すものが来たら、その場に居続けるのは厳しい。虫よけの効果は限定的なので、場所を変えるのが吉。

・下が濡れている
ビニール袋やレジャーシートがあれば解決。ただ、使用後に持ち帰ることや、スペースと重量、汎用性を考えると、ビニール袋のほうが楽。カバンや道具も置くには、それなりの面積(枚数)が必要。

・音 ー 車やバイク、工事、草刈機や、落ち葉を吹き飛ばす機械など
ノイズキャンセリングヘッドホン+ノイズが必須。不快な音に気づいたら、即座にノイキャン+ノイズ。自分にあったノイズさえ見つけておけば、ほぼ解決できる。とはいえ、ヘッドホンもノイズもなしのほうが楽なので、できれば使わないで済む環境を見つけたい。

ノイズキャンセリングヘッドホンは、ソニーのWH-1000XMシリーズが最高です。Ankerの類似品も、価格が1/5ということを考えると、悪くないです。

    ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM3
  https://amzn.to/3LnOzOj

 Anker Soundcore Life Q20+
  https://amzn.to/3OIU3Fe



自分にとって心地よい場所の共通点は、以下の通り。

    動植物や水に囲まれている

    車が来ない

    人通りが少ない

    公共交通機関と徒歩で行きやすい


これらを兼ね備えた場所を紹介します。

    無料

        清滝〜保津峡

        御所 北東部

        賀茂川

        嵐山 保津川下り船着き場の上流や、中之島の上流

        広沢池 平安郷沿いの北のほう

        宝ヶ池公園

        真如堂

        大津〜石山の琵琶湖沿い

        東大寺大仏殿の北

        平城宮跡

    有料

        京都府立植物園

        平安神宮神苑


このあたりを平日の昼間にぶらぶらしてるだけで、わりと幸せ。


2022年2月15日

紙とペンで書く

大量の裏紙を何かに使えないかと考えたのがきっかけで、紙とペンで書く時間が増えました。

いまやデバイス類は無くてはならない存在ですが、それでも紙とペンの根本的なところでの優位性は大きいと感じています。



他の事を始めてしまいにくい

いつの間にかネットサーフィンやメールチェックをしていたり、動画を見ていたりすることがありません。紙とペンにはそういう機能はないですからね。

当初やろうとしていたことと違うことを考えていたり、いつの間にか本を読んでいたり、片付けをしていたりすることはありますが、その確率は、デバイスからネットへアクセスしてしまう確率と比べると圧倒的に低い。そのつもりがなかった書き込みや動画を見て時間を浪費するよりはマシ。

集中したければ、紙とペンだけ持って出かけるのが一番です。もしくは電波の届かないところへ行くか。昨今では見つけるのが大変ですが、京都府立図書館の地下は電波が入りにくいです。家では、周りにモノを置かない場所を用意できれば、そこそこ集中できるかな。



電源が必要ない

ディスプレイを点灯させなくても常に見えている。電池が切れかけ、もしくは切れていて使えないということもない。

ただ、暗がりや朝晩は、灯りが必要です。



どこでも、即座に書き始められる

デバイスは、ロック解除とアプリの立ち上げをしてから、やっと書き始められる。ちょっとしたことですが、毎度のこととなると、ボディブローのように効いてきます。ボディブローを受けたことは、これまでの人生で一度もありませんが。

iPadは、Apple pencilで書きはじめる場合にはこれを解決しているが、読むときはやはりロック解除とアプリの立ち上げが必要。



入力方法が直感的で多彩かつ柔軟

手書きでは当たり前だがデバイスでサクッとやるのは難しいことが、簡単にできます。


タイプミス、誤変換がない

正しい変換が出るまでスペースを押したり、一度確定した文字を消去して入れ直したりしなくてよい。当然、誤記はあるし、サジェストも訂正もしてくれないけど。


誤認識がない

頭で考えてるのとまるっきり違う内容が入力されることがありません。音声入力だと、文節単位で全く違う内容が入ったりしますが。

ただ、音声入力は結構いい感じで入力されることが多いので、手書きより楽に便利に入力する手段として、発展していくと思われる。


言語間の切り替えが楽勝

ひらがな、漢字、アルファベットの大文字小文字、数字が混ざった文字列を、英語モードと日本語モードを切り替えなくても、素早く入力可能。「帰宅後にiOS 15.4をダウンロード」みたいなメモも楽勝。 音声入力でも可能ですが、 誤認識なく入力できるのは手書きだけ。


縦書きも横書きも自在

縦書きに対応しているアプリは多くはないですが、手書きなら楽勝。


文字以外も簡単につくれる

図表やグラフを簡単に作れる。計算の見た目を整えるのも簡単。



視線を外しやすい

じっと見つめてしまうことが少なく、目が疲れにくい。ディスプレイが光っているわけではないのが、まわりと馴染む原因かも。



扱いが楽

精密機器ではないので。


軽い

デバイスはどうしても100g以上はありますが、紙なら塊でやっとそのくらい。


故障しない

落としてもOK。水濡れも、まぁOK。



不要な紙や余った筆記具が活きる

チラシや資料、使わないままのノート、しまってある鉛筆やボールペン、万年筆が輝き始める。流行りのSDGs向き。




ただ、もちろんデメリットも。

白紙のストックや書いたメモの保管スペースが必要

場所は確保するしかないです。


判読不能リスク

手書き文字の質によっては大きいかも。

電子カルテが普及する前のカルテは、文字が書いてあればまだいいですが、「なんか波線が一本引いてあるだけ」なこともありましたからね。。。


データ化が手間

データ化するのはごく一部でしょうが、ロックしたり暗号化したりできないので、見られて困る内容は即座に廃棄が必要。



ペーパーレス化でそのうち裏紙もなくなっていくんでしょうが、まだまだ仕事で発生しているし、DMも送られてきます。

また、追加購入もリーズナブルに可能。

 プラス コピー用紙 A4 白色度82% 紙厚0.09mm 500枚 CR-220 56-001


デバイスだけ使っているよりも、紙とペンを併用したほうがアウトプットの質が向上すると思います。コストも小さいので、是非ひさしぶりに手書きしてみてください。

2022年2月1日

Inbox zero、とりあえず達成される日がでてきた 3

減らせるだけ減らしたけど残ってしまうものを、残らないようにする工夫について。


ちょっとした手間をなくす

少しでも低いハードルで、ストレスの少ない方法を追求することが大事です。なんでもない、しかしちょっとした手間が積み重なると、物事が進まない原因になります。


見えやすい場所に移動する

目に入りさえすれば処理しやすくなります。

具体的には、紙の資料を見えるところに持ってきたり、必要なアプリをメイン画面に持ってきたり、必要なファイルにInboxからのリンクで移動できるようにしたり。

特にデータは、開かないと目に入らないので要注意。


開かなくても開くようにする

1クリック、1タップでも、手間が少ないほうが行動できる確率が上がります。

時間がきたらアプリが勝手に開く、アプリAを閉じたらアプリBが勝手に開く、といったことが、iOSならオートメーション、AndroidならMacroDroid、MacならAutomatorで可能。


IDやパスワードは自動生成・保存

IDやパスワードは、サービスごとに使える文字の種類や必要な文字列の長さが違い、それぞれ別のものを覚えるのは人間には不可能です。

主要なWebブラウザにはID・パスワードを自動でつくって記憶する機能があるので、使いましょう。


あらためて、仕組みや自分以外の誰かに任せる

まずは仕組みによる自動化を考える。

たとえば、定額自動振込で一定額が天引き貯金される、投信積立で資産が自動的につみあがる、MoneyForwardで家計簿が自動的にできあがる、ようなイメージです。

これを全て自分で手動でやると大変ですが、いちど設定してしまえば、あとは勝手に実行されます。

仕組みで行うことが無理なら、誰かに丸投げする。

家事を家事代行、確定申告を税理士に、というイメージ。


残るものの継続の要否を、ときどきまとめて判断する=やめる

取り掛かってみたものの、リソースを割いているわりには収穫がなかったり楽しくなかったりするものは、一旦やめてみる。それでも何度もInboxに入ってくるなら、またやればいい。

継続するなら、

 具体的な行動になっていないものは、行動に落とし込む

 いくつかの行動から成り立っているものは、ひとつずつに分ける

 具体的な行動になっていても直感的に動けないものは、動ける表現に変える

 行動にできないものは、アーカイブか先送り。


先延ばしにする

先延ばしというと、よくないことのように思われがちですが、「今はやらない」という判断は重要です。自動化も丸投げもできないし、いますぐはできないけど、いつかやりたい ー そんなこともたくさんあるはず。

 今月は絶対にやらないことを来月以降へ

 今週は絶対にやらないことを来週以降へ

 今日は絶対にやらないことを明日以降へ

自然と週次、月次のレビューになります。

何度も先延ばしになるようなら、やめるのもひとつ。


先延ばしには、二つの方法あり。

どちらもGmailなら簡単にできます。


スヌーズ

いまはしないものや今日はやらないものを、とりあえず特定の未来に先送りできます。

上から順番にやっていけないときや、場所や時間など特定の条件が揃わないとできないことに便利。

メールソフトの機能にもあるし、モノに適応するなら、43 foldersが使いやすい。

  「未来の仕事」をしっかりと管理〜43フォルダの活用〜
   https://flowthink.jp/biz/43folders/


日時指定のメール送信(送信日時を設定)

「明日の12時」や「来月6日の8時」など、メール送信日時を指定できます。

やることをメールで送る場合は、できる日時を指定して送信すると、その時間までは目に入らないので便利。



結局、大事なのは

Inbox自体の数を減らし、

inboxに入ってくるものを減らし、

inboxに入ったままのものをなくす。


手間を減らしてやりやすくして、

自分以外のなにかに任せ、

やめる=やらないこととを決めたうえで、

先延ばしにする。


それでも入ったままのものは、さらに減らしたうえで、まとめてスヌーズしてしまえばいい。


Inboxが空になると、気持ちいいし、漏れがなくなるというのも大きなメリット。


全部先送りしてもいいので、たまには、いったん空にしてみてください。