2018年7月30日

かき氷

冷たい!
ふわふわ。
さくさく。
しゅわーっとすみずみまでしみこんでいく。。。

身も心も洗われるように涼しくなりますね。
たいていはエアコンが効いてる店内で食べるということもありますが。

ただ、すこし甘すぎる嫌いはあると思います。もうすこし酸味や苦味、渋味を効かせてもいいように思う。酒とかウイスキーとかを少しだけかけてもよさそう。



アジア各国ではそれぞれの国のかき氷があるそうです。食べたことあるのは台湾風かき氷のみ。ふわとろで、シロップではなく氷自体に味がついてる。シャーベットに近い感じ。美味しいけど、大量にはいらんかな。

 台湾風
 https://bit.ly/2LM9MFS

 マレーシア風
 https://bit.ly/2AwIA9Z

 韓国風
 https://bit.ly/2NWsUOV

 ベトナム風
 https://bit.ly/2LP7Vjy

 タイ風
 https://bit.ly/2v5LAoD

 フィリピン風
 https://bit.ly/2LxmeKy


人気店に土日に行くと、炎天下に列にならぶことになり本末転倒です。平日の開店直後に行くのが吉。

個人的には、かき氷に限らず、炊き出しや配給のような状況以外で列にならんでまで食べる価値のある食べ物なんてないと思います。ならばないと食べられないという「ありがたみ」を除いたあとに、どれほどのものが残るか。さっさと、ならばなくていい他の店に行くほうがよいのでは?


ほとんど氷と考えると結構いい商売な気はしますが、高くて千円ちょっと。


美味しいけれど、たいてい途中から飽きてくるのが玉に瑕。後半はほぼ「出してもらったものを粗末にしてはいけない」という義務感と、なんとなくの惰性だけで食べている。

山盛りでなく、よく出てくる量の1/3 - 1/5くらいがいちばん爽快感がある気がする。もうちょっと食べたかったら追加注文できるくらいでいい。店の売上的には一度に氷を大量に削って価格も釣り上げたほうがいいんやろうけど。


量が減って、客の回転もあがって、価格もいくらか下がれば、店も客も氷の卸もハッピーなはず。

とにかくデフォルトの量を減らしてほしいなぁ。

2018年7月24日

風鈴

風情・・・たしかに風情がありますが、「風情」という漠然としたものだけでは和風なモノを推さないのが、このブログの方針です。


もともとは魔除けや占いに使われていたらしいですが、いまどきそんな用途で使っている人は稀でしょう。

そして、涼を感じるという用途ですが・・・ご存知の通り、風鈴が鳴っても涼しくなりません。風があって涼しい状況で風鈴が鳴るだけです。1.風が吹いて涼しい。2.風が吹くから風鈴が鳴る。1と2が同時に起こっているだけです。

風鈴の音と涼しさには因果関係はありません。自分で風鈴を振って鳴らしても涼しくならないことから自明ですね。風鈴の音のデータを連続再生してもまったく涼しくならないことからも自明です。風鈴はあろうがなかろうが涼しさとは関係ない。

「風鈴が鳴ったときに涼しさを感じる」という条件反射が身についた人には効果があるのかもしれません。食べたことがある人は梅干しを見ると唾液がでる、くらいのものですね。


実は、ちょうどいいくらいの音が鳴るところに吊るすのも難しいです。屋内だと風が通らないと鳴らないし、屋外に吊るしてしまうと、チリチリ鳴りすぎてうるさい場合もあります。

ほどよく風鈴が鳴るくらいに風通しをよくするのが、涼しく過ごすための最良の手のひとつではあります。障子や襖を取り払って、窓や戸を開け放って。とにかく風をさえぎるものをなくし、直線や対角線で風の通り道を作りましょう。ぬるい風がゆっくり通り抜ける縁側で、氷で冷やしたきゅうりに味噌をつけてかじりながら、時間をかけて酒を呑むのも、悪くないもんですよ。室温になじませた豆腐や枝豆もなかなか。

ただ、風の通り道をつくるなんてそもそも無理な設計の家やマンションも多いです。

そして、連日38℃をこえるような環境では、風通しが多少いいくらいでは、耐えることはできても快適ではない場面は多いです。また「耐えられる、耐えられる」と思っているうちに熱中症になってしまうという問題もあります。すぐあくせすで逃げ場がないと、運が悪いと死にます。



涼をとるなら、素直にエアコンや扇風機、あるいは保冷剤など、文明の利器を使いましょう。シャワーや水風呂(といっても今なら30℃くらいはある)、水で足湯(足水?)もいいですよ。

そういえば、外から帰ってきて室内で汗ダラダラだったのに、シャワーを浴びた後はずっとわりと涼しく過ごせるのはどうしてなんでしょうね?いわゆる「さっぱりした」感じがあって涼しいのは、気化熱で説明するには効果が長続きしすぎだと思います。最近話題になってた記事とも、ちょっと違う話かな。

 38℃の日は暑いのに38℃の風呂に入ると熱くないのはなぜか
 https://bit.ly/2umFeAI



価格はピンきり。百均でも売ってます。姫路の火箸風鈴は音はいい。高くて澄んだ音です。

 姫路の火箸風鈴
 http://myochinhonpo.jp/lineup/



とはいっても、数千円も風鈴に使うくらいなら、かき氷かアイス、スイカでも買うか、エアコンや扇風機をガンガン使ったほうが、おそらく報われます。

2018年7月15日

蚊取り線香

日本で夏を過ごすかぎり避けては通れない敵、蚊。

個人的には刺されても「まぁ夏やしな」としか思っていなかったのですが、そうでもない人も多いようです。

源氏物語の研究をしている人と話をしたときに、「やはり当時の理解を深めるために、夏でもエアコンや蚊取り線香はなしで窓を開けはなして過ごすんですか?」と聞いたところ、そんなわけないやろとお叱りを受けました。


蚊の対策で、まず思いつくのは蚊取り線香。なんとなくそれ以外に思い浮かばなかったという理由で使ってきました。たしかに効果はある。

ただ、多くの製品は合成した殺虫成分を使っているせいか、においはきついし、喉にくる。

 ピレスロイドの特徴
 https://bit.ly/1qsh93W


昔ながらの除虫菊を使った製品もあるので使ってみました。においは穏やかで、殺虫効果は変わらない印象。

 天然除虫菊蚊取り線香
 https://bit.ly/2uAQcC1

そして今回、はじめて液体タイプも使ってみました。線香と遜色ない効果あり。喉や目に刺激はなし。つけているのを忘れて放置してしまいます。

 液体タイプ 黒豚
 https://amzn.to/2Jo9MH5


あえてデメリットをあげるとすれば、電源がないと使えないことくらい。

もちろん、もともと蚊がいないマンション高層階にはかなわないです。

エアコンをきかせた部屋もいいですが、ちょうどいい効き具合にすることはなかなか難しいので、窓を開けて風を入れながら涼むには蚊取り線香や液体タイプの製品もいいかもしれません。



蚊取り線香をつかうにあたって最も重要な点は、火を使うので、やけどや火事には注意!

 伊藤理佐「おかあさんの扉3」
 https://amzn.to/2NruVmF


二本一組になっているのを外すのは面倒だなと感じます。いくらか高くてもいいので、最初から一本ずつになってればいいのに。真ん中から外せば外しやすいとはいうものの。

 Youtube 蚊取り線香の外し方
 https://bit.ly/2KNmRye

 金鳥HP
 https://bit.ly/2u0amFR


こういう作り方なので仕方ないとは思いますが。

 THE MAKING (52)蚊取り線香ができるまで
 https://bit.ly/2uux1L1


途中で消すときは、専用の缶を使っていると縁につけるだけで消えるので簡単です。専用の缶を使っていない場合は、何かしらの金属などで温度を下げればいいらしい。


コストは7時間20円くらいから。液体タイプが安く、12時間10円くらいです。



以上を踏まえて、あえて蚊取り線香を選ぶとしたら、野外での使用でしょうか。選ぶなら刺激が少ない天然除虫菊の製品をおすすめします。

屋内なら、電源は必要なものの、液体タイプが快適かつ経済的。

そもそも窓を締めてエアコンのほうが快適かもしれません。風の心地よさや、蝉の声を聞きながらのじっとりする日本の夏を体感することはできないけれど。


最後に、最近見てかわいかったネコ画像。あの豚の容器は蚊遣豚(かやりぶた)というそうです。

 蚊遣り豚を装備した猫
 https://bit.ly/2KNpXlR

2018年7月7日

麻の浴衣

麻の浴衣は、蒸し暑い季節でもゆるく着られるのがいいところ。

着物を自分で買ったことがない人が着たことがあるのは、木綿か化繊か正絹の着物だと思います。旅館でよく置いてあるのは木綿。貸衣装なら化繊か、高いのなら正絹かも。

それらとは違って、麻。風が通って涼しいです。

もちろん着ていないよりは暑いですが、暑く感じるときは肩を抜けば、腰から下は着ていながら上半身は裸。↓こういう状態で、さらに袴をつけてないので、かなり楽です。

 着物で肩を抜いた状態
 https://bit.ly/2lWWYhw

女性は人前では難しいかもしれませんが、一人なら全然問題ないと思いますし、誘惑するにはいいかもしれません。

 昔の高島屋のポスター
 https://amba.to/2KZBVWc

 写真素材: 浴衣を脱ぐ女性
 https://pixta.jp/photo/24070459


とにかく、はだけるのがポイント。はだけずにきっちり着ようというのは、フォーマルのときの発想です。家でそんなことをするのは、一級品のシャツとスーツと革靴を家でもずっと着てるようなもんです。そういう着方しかほぼ存在しなくなってしまったのが着物の悲哀。普段、ましてや家の中なら、はだけてこそ着物。

ズボンと違ってはだけるので、下半身も涼しいです。締め付けがほぼないのでTシャツ短パンよりも楽です。

さすがに風呂上がりはパンイチにはかなわないかもしれませんが、浴衣を着ていれば時間がたっても湯冷めしないし、宅配などの対応も、袖に腕を通して前を整えればすぐに可能。


着方がわからない?

家で着るなら、左右どっちが前でもいいので、とりあえずあわせて紐でくくっとけばいいです。こだわる人はいろいろ調べるといいですが、書いてあることは話半分にしたほうが吉。人によって内容はまちまちです。ローカルルールも、その人固有の脳内ルールも多分にあると思います。自分の頭で考えて適用しましょう。

そんな中でも男の着物のおすすめサイトをご紹介。

 男のきもの大全    スタンダードな感じ
 http://www.kimono-taizen.com/

 きもの - わ - ふく   いろいろやってみて感じたことが書かれています


乾燥までかけるとシワシワになるので、洗濯だけして干すのがおすすめ。ですが、見た目を気にしないなら、乾燥までかけても何の問題もありません。

麻の浴衣限定ではなく着物全般に言えることですが、慣れてない人は、次の点に注意。

・袖口をドアノブなどの突起物にひっかけない
・袖を汁物や水、湯などにダイブさせない

まぁでも、何回かやらかして慣れるしかありません。


既成品ならネットで五、六千円も出せば売ってます。ちょっとみたところでは、これなんかどうでしょうか?

 男の麻の浴衣
 https://bit.ly/2MXes95

綿麻もいいですが、涼しさでは麻にはかいません。ただ、二、三千円からあります。

安売りの店に行くと、もっと安くてあると思います。ただ、品揃えが充実したリーズナブルな店が身近にあることは稀なのが現状です。

また、着物を実店舗で買おうとすると、普段着にふさわしいものを勧められる可能性はゼロに近いという終わってる業界なのが、事をもうひとつ難しくしています。生地に触れながらいろいろ話しながら買えたら最高なんですけどね。


というわけで、とりあえずネットで安い麻の浴衣を買って部屋着や寝間着に使ってみるといいと思います。あらためて、パンイチにはかなわないかもしれませんが、Tシャツ短パンよりは断然快適です。