2021年3月7日

プチ断食

まず最初に注意!

朝と昼だけ抜くような緩い断食ではなく、数日にわたる断食をするには経験者のサポートを受けてください。長期間飢餓状態にあった人が急に大量に食べると死ぬことがあります。

 秀吉の兵糧攻め

 https://www.yodosha.co.jp/rnote/trivia/trivia_9784758115476.html


 元零戦パイロット、平和のため戦争語る

 https://www.afpbb.com/articles/-/3056940?page=10


また、血糖を下げる薬を使っている人は、事前に医師と相談してください。




さて本文。

「食べないことで腸内細菌叢に影響があり、体調がよくなったり長生きしたりするかも」ということが、少し前に読んだ本に書いてあり、やってみました。ええ、確かに朝起きてから昼の用意をするのが面倒になってきた、という事情も大きいです。

 ダイエットの科学

 https://amzn.to/3bmGVnB

 多くの論文から得られる結論をユーモアたっぷりに書いてくれていて、オススメです!



・行った方法

朝は水か白湯かお茶、昼は水か白湯かお茶か、昨日の汁物の残りを温めた汁をスープジャーに入れて持参。 週に2, 3回、食堂のない職場の日や、昼に移動のある日に。夕はいままでどおり。酒は飲む。ラマダンと似た内容なので、多くの人に実行可能だと思います。

それまでの食事は、朝はもともと食べたり食べなかったり、昼はコロナ禍になってからは、昨夜の汁物の残りとおにぎりを持参してました。おにぎりを作るのもだんだん面倒になって、現在に至ったという経緯もあります。

どうしても少し食べたいときは、水やお茶を飲むか、ナッツ、煎り大豆、煎り胡麻、小魚あたりをひとつかみ食べるかで対応。



・体調の変化

もともと体調が悪かったわけではなく、何かよくなったのかはよくわかりませんが、困る変化もないです。

断食の効果としてよく挙げられるような、

 頭がすっきりする

 体が軽くなる

 力がみなぎる

 睡眠が短くてもよくなる

 宿便が出る

 何かしらの病気が治る

のようなことは感じません。あ、体が軽くなりはしたんですが、動きがではなく体重が。。。



・体感できる変化

腸がぎゅるぎゅる動くのはよく感じる気がするのと、晩御飯の前にお腹と背中がくっつきそうになる感覚を感じることがあるのと。後者は久しぶりに感じました。

意図的に食べないと決めている日は昼を食べなくても何も感じないのですが、食べるつもりの日に食べる時間が遅れるとイライラするのは面白い。

体重は3ヶ月ほどで4Kg減。もともと痩せてるので、痩せすぎ感はあります。昨年の秋から「ずっとマスクしてるし剃らなくてもいいか」と髭を剃ってないことも加わって、自分で鏡を見ても仙人のような風貌になってきました。以前から、久しぶりに会った人が「痩せた?」と言う確率が7割くらいなのですが、さらに上がるかも(笑)

日常生活動作では力の入りにくさは感じません。軽く走る、30分ぐらい歩く、 階段の上り降り、ビンの蓋を開けるくらいなら全く困りません。 前より力が出るようになったとも感じません。いまは運動はしてませんが、運動時に力が出るのかどうかも感じてみたい。

また、自制できている感はあります。自分で自分をコントロールできていると感じることは、精神面でプラスに働くかも。



・からだ以外の変化

やる前からわかることではありますが、

食事代が浮く。500円×20日とすると、月1万円。

時間ができる。朝食や弁当の用意が必要なくなり、出かける前や昼休みが長くなり、洗い物が減る。

地味な変化ですが、確実に違いを感じられる程度には大きな変化です。



・三食しっかり食べなくていいの?

結論だけいうと、「一日三食たべましょう」には大した根拠がありません。

たとえば、「朝ごはんを食べない」といっても、様々なケースが考えられます。「夜型の生活で朝ギリギリまで寝ていて食べられない」とか「前日の晩に食べ過ぎたり飲み過ぎたりして朝は食べたくない」というのと、「意図的に節制して食べない」のとでは結果は違ってくるのではないでしょうか。

『ダイエットの科学』にもある程度の情報があるので、参照してください。



・やってみようと思ったら

まずは朝を抜くことから始めるのが簡単です。水か白湯かお茶だけにすればいい。

そして昼を汁物だけにするのも難しくないです。昨日の汁物の残りなら手間いらず。昨日の汁物がない日は、お茶にしてみる。飲食店に行きにくく黙食が推奨されている今なら始めやすいです。




美味しいものを食べるのは好きで、食べたくないわけでは無いんですが、なんとなく食べているくらいの食事なら食べなくてもいいのかも、と思います。

少ない食事量で過ごせるなら、もしかすると、災害時にも困りにくいかもしれませんし、命をいただかないことから家畜の消費量や農薬、抗生剤の使用量も減らせるかもしれません。


今回の内容は、あくまでも朝と昼をたまに抜くプチ断食。数日におよぶ本格的な断食では、また違った効果が得られるのだろうと思います。



誰にでもできて、時間が増えて、無料どころかお金が貯まる。道具も水筒かスープジャーくらいしか必要なし。

もちろん合わない人もいると思いますが、すこし体重が減ってもいいと思える人は、朝と昼を抜くくらいなら、一度やってみてもいいんじゃないでしょうか。

2021年3月1日

ホットクックの1/10以下の費用で放置可能で断然うまい

手軽に美味しいものを食べたい。

外食しにくい今こそ、最小限の時間で滋味を感じる自炊をしたい。料理は楽しいですが、1日は24時間しかなくて、他にもやりたいことがありますからね。


放置できる工程の多い自炊として思いつくのは、ホットクックなどの自動調理器や電子レンジのオーブン機能・グリル機能をつかった調理。

ただ、値が張ったり、手入れが面倒だったり、加減が難しかったりします。慣れが足りないだけかもしれませんが、どのぐらいの温度とタイミングが適切なのか、慣れている火と比べるとわかりにくい。特にレンジは生焼けなので追加で何分かやってみてもやはり熱が通っていなかったり、いきなり焦げてしまったり。ときどき何かが破裂することも。

そして、味の深みもいまひとつな印象。最新機種を買う&慣れれば深い味を出せるのかもしれませんが。



そこで、鍋帽子。

鍋帽子は、従来の火やIHによる調理の補助をするだけなのですが、途中からは調理を放置でき、味も深みや広がりが出まくります。しかも、3000円くらいから入手可能。


 魔法の鍋帽子

 https://www.fujinnotomo.co.jp/book/cooking/b3795/



・使い方は超簡単

煮立たせるだけなので、カップめんを作れる人なら誰でも使えます。


1.鍋を煮立たせる

2.鍋を鍋帽子の台に乗せる

3.そこへ帽子をかぶせる

4.放置する


帽子をかぶせてしまえば、その後は放置できます。


鍋帽子に入れておくだけで、煮物や汁物がほくほくの柔らかさに。味も、食材自体の味が引き立ちます。また、真冬でも数時間たってもまだ熱い。



・煮立たせたあとは安全に放置できる

火事や空焚きの危険が減ります。

火を使う調理のデメリットのひとつは、火をつかっている間は付いておかないといけないこと。コトコト煮込むだけでも場合によっては吹きこぼれます。少なくとも外出はできない。

でも鍋帽子なら、煮立つまでは付いておく必要がありますが、煮立った後は放置できるし、出かけることもできます。途中から放置できるだけで、拘束時間はかなり短縮されます。



・経済的

熱源を使う時間が減るので、 ガスや電気の使用量が減ります。



・ しかも美味くなる

放置するにもかかわらず、滋味あふれる美味さ。変に余計な味付けさえしなければ、よい酒とも絶妙です。



・手入れも手間いらず

メンテナンスは、汚れたら拭いて、だいぶ汚れたら洗濯乾燥で問題ないです。



・ 注意点

鍋帽子を外した時、鍋全体がかなり熱くなってます。持ち手や鍋の取っ手もかなり熱いので、火傷に注意。油断すると「あっっっつ!」となってしまいます。布巾やミトンなどが必須です。

また、大きめの鍋だと、鍋帽子を外す時に、鍋の取っ手がひっかかって鍋自体が傾いて中身がこぼれることがあります。帽子はゆっくり取ること、汁の量はほどほどにすることで対応できます。

そして、鍋帽子自体がそこそこ大きいので、使わないときの置き場が必要。 とりあえず食器棚の上に置いてます。



純正のものは注文方法が若干面倒ではあります。注文は電話かメールで、代金は振込み、送料は着払いでした(数年前)。

純正でないものなら、フリマサイトなどにいろいろ上がってます。新品で3000円くらいから入手可能。ただ、クオリティは違うかも。中身が綿ではなくポリエステルのことが多いです。




かんたんに美味しいものを食べる。

自炊で。放置できる系で。


煮物汁物全般なら、鍋帽子が拘束時間を短縮し、しかも美味しくしてくれます。


心からおすすめです!