2022年2月1日

Inbox zero、とりあえず達成される日がでてきた 3

減らせるだけ減らしたけど残ってしまうものを、残らないようにする工夫について。


ちょっとした手間をなくす

少しでも低いハードルで、ストレスの少ない方法を追求することが大事です。なんでもない、しかしちょっとした手間が積み重なると、物事が進まない原因になります。


見えやすい場所に移動する

目に入りさえすれば処理しやすくなります。

具体的には、紙の資料を見えるところに持ってきたり、必要なアプリをメイン画面に持ってきたり、必要なファイルにInboxからのリンクで移動できるようにしたり。

特にデータは、開かないと目に入らないので要注意。


開かなくても開くようにする

1クリック、1タップでも、手間が少ないほうが行動できる確率が上がります。

時間がきたらアプリが勝手に開く、アプリAを閉じたらアプリBが勝手に開く、といったことが、iOSならオートメーション、AndroidならMacroDroid、MacならAutomatorで可能。


IDやパスワードは自動生成・保存

IDやパスワードは、サービスごとに使える文字の種類や必要な文字列の長さが違い、それぞれ別のものを覚えるのは人間には不可能です。

主要なWebブラウザにはID・パスワードを自動でつくって記憶する機能があるので、使いましょう。


あらためて、仕組みや自分以外の誰かに任せる

まずは仕組みによる自動化を考える。

たとえば、定額自動振込で一定額が天引き貯金される、投信積立で資産が自動的につみあがる、MoneyForwardで家計簿が自動的にできあがる、ようなイメージです。

これを全て自分で手動でやると大変ですが、いちど設定してしまえば、あとは勝手に実行されます。

仕組みで行うことが無理なら、誰かに丸投げする。

家事を家事代行、確定申告を税理士に、というイメージ。


残るものの継続の要否を、ときどきまとめて判断する=やめる

取り掛かってみたものの、リソースを割いているわりには収穫がなかったり楽しくなかったりするものは、一旦やめてみる。それでも何度もInboxに入ってくるなら、またやればいい。

継続するなら、

 具体的な行動になっていないものは、行動に落とし込む

 いくつかの行動から成り立っているものは、ひとつずつに分ける

 具体的な行動になっていても直感的に動けないものは、動ける表現に変える

 行動にできないものは、アーカイブか先送り。


先延ばしにする

先延ばしというと、よくないことのように思われがちですが、「今はやらない」という判断は重要です。自動化も丸投げもできないし、いますぐはできないけど、いつかやりたい ー そんなこともたくさんあるはず。

 今月は絶対にやらないことを来月以降へ

 今週は絶対にやらないことを来週以降へ

 今日は絶対にやらないことを明日以降へ

自然と週次、月次のレビューになります。

何度も先延ばしになるようなら、やめるのもひとつ。


先延ばしには、二つの方法あり。

どちらもGmailなら簡単にできます。


スヌーズ

いまはしないものや今日はやらないものを、とりあえず特定の未来に先送りできます。

上から順番にやっていけないときや、場所や時間など特定の条件が揃わないとできないことに便利。

メールソフトの機能にもあるし、モノに適応するなら、43 foldersが使いやすい。

  「未来の仕事」をしっかりと管理〜43フォルダの活用〜
   https://flowthink.jp/biz/43folders/


日時指定のメール送信(送信日時を設定)

「明日の12時」や「来月6日の8時」など、メール送信日時を指定できます。

やることをメールで送る場合は、できる日時を指定して送信すると、その時間までは目に入らないので便利。



結局、大事なのは

Inbox自体の数を減らし、

inboxに入ってくるものを減らし、

inboxに入ったままのものをなくす。


手間を減らしてやりやすくして、

自分以外のなにかに任せ、

やめる=やらないこととを決めたうえで、

先延ばしにする。


それでも入ったままのものは、さらに減らしたうえで、まとめてスヌーズしてしまえばいい。


Inboxが空になると、気持ちいいし、漏れがなくなるというのも大きなメリット。


全部先送りしてもいいので、たまには、いったん空にしてみてください。