冬の朝風呂
温泉地で朝から入る風呂が最高なのをふと思い出して、寒い冬の朝を快適にすべく、朝風呂を始めてみました。
結論から言うと、満足度は高く、一言でいうと、満ち足りた状態から一日をはじめられます。
芯から温もる
布団から暖房の効いた部屋へ出ただけの場合とは次元が違う身体のポカポカ度。いったんポカポカ度を上げると、多少寒くてもポカポカが維持されます。
身体がゆるむ
身体が動きやすくなり、コリもほぐれます。
スッキリする
寝ている間にかいた汗が流せます。汗をかいていると自覚する朝には、効果てきめんですし、そうでもない朝でも意外と汗をかいているもので、特に顔や頭などはスッキリします。
意識がはっきりする
目が覚めます。
どこかの宮廷か博物館で見たエピソードで、たしかロシアの皇帝が「朝5時くらいの起床時間に寝室へ浴槽と湯を持ってこさせ、入浴した後に膨大な決裁を始めるのが日課だった」というのを覚えていますが、検索しても出てこなくて裏が取れず。
水分を摂るようになる
風呂で汗をかくので、あがってから水分をとり、気分もみずみずしくなります。
ゆったりする
余裕のあるペースで物事が進むようになります。
また、朝風呂に限ったことではないのですが、風呂は、何も持たずに身一つで時間を過ごすことができるので、様々なものから開放され、心身ともに休まりやすいです。日の出前なら、灯りを消せば、静寂の暗闇で落ち着いて入れます。
デメリット
時間はかかる
ゆっくり風呂に入ってあがって、となると、それなりに時間はかかります。
皮脂が落ちる
肌が弱い人には、よくないかも。
脱衣所が寒い 冬の朝は特に
一般家庭で脱衣所を暖かく保つのは、なかなか大変です。
脱衣所はそれなりの広さがあることが多い割にはエアコンやガス栓があることは少ないですし、電気ファンヒーターやスポット暖房ではやはり暖かくはない。湯を入れる時に風呂場の戸を開けておきはしますが、脱衣所はあまり温まりません。小型の灯油ストーブなら暖かくできそうですが、つけてから時間がかかる。ファンヒーターをつけっぱなしにすればそれなりに暖かくなるかもしれませんが、やはりつけてから時間がかかるし、そこそこ電気代がかかりそうなのと、ずっと音がするのが難点。
入るときはさっと脱いで入り、あがるときはさっさと温かい部屋へ移動してしまうのが楽かなと思います。
水道光熱費が増える
風呂を1回いれる費用は、Web上の情報では100〜140円程度の試算が多いです。昨今のエネルギー事情を加味しても、200円/回では収まるかな。毎日欠かさず入って + 6000円/月というのをどう考えるか?
ちょっとした贅沢ではありますが、日々の満足度は相当上がると思います。個人的には断然、ラテマネーやエナジードリンク、コンビニスイーツより朝風呂。
起床時に風呂を用意しておくには スマートホーム化
SwitchBotというものを使って、風呂を入れるボタンを起床前に押してます。起きたら風呂が用意されているというのは素晴らしい。温泉宿の露天風呂付き客室で過ごすのと近い感覚。温泉でも露天でもないけど。
SwitchBot
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近頃の風呂には予約機能はあるものの、毎日同じ時間に入れる場合でもリピートはできず毎回設定しなおさないといけないですが、SwitchBotなら、曜日や時間を指定して繰り返しの設定ができます。たとえば、「毎朝4時」「毎週木曜の18時」といった具合に設定できます。
ただし、ボタンを押してくれるだけで、風呂の栓が締まっているかを確認したり栓を締めてくれたりはしません。なので、寝る前に風呂の栓がしまっているのを指差し確認し、「栓封鎖、確認!」と声に出すことが最重要です。風呂の栓をしないままで朝を迎えると、朝からとても悲しくなります。また、換気扇を朝までつけっぱなしにすると、浴室が冷えてしまうので、栓に続いて「換気扇停止、確認!」と指差し確認しつつ声に出すことも重要です。
近い将来、新しい風呂は、お湯を入れるときは自動で栓が締まるようになり、スマホでスケジュール管理を含めた操作ができるようになると思いますが、それが普及するにはまだ時間がかかりそうなので、それまでは自力でスマートホーム化するしかありません。
このように明らかに素晴らしい朝風呂なのですが、比較検討するために、朝風呂を一度やめて、朝風呂なしの生活を一週間してみて、あらためて再開してみました。
その結果、やはり朝風呂に入ったほうが幸せです。時間も水道光熱費もかかりますが、朝からやわらかく落ち着いた時間を過ごせます。
どうしても捻出できない時間と金額でなければ、たいていの他の用途に使うよりも幸せになれると思います。
肌のトラブルがない方ならオススメです。是非お試し下さい。