2018年8月20日

旧暦で七夕

今日(2018年8月17日)は旧暦の7月7日ですね!

と書くつもりでしたが、諸事情により過ぎてしまいました。。。


旧暦の七夕、今年は夜空、よく見えましたね!七夕の夜空に晴れを期待するなら、旧暦が断然おすすめ。国立天文台のお墨付きです。

 伝統的七夕について教えて
 https://www.nao.ac.jp/faq/a0310.html




旧暦はお月さまを基準にした暦。新月が1日で、満月が15日です。新暦は太陽を基準にした暦。365日で1年。詳細はググってください。


明治5年12月2日までは旧暦でしたが、明治5年12月3日が明治6年1月1日になり、そこから新暦になったそうです。

変更の理由を検索すると「明治政府が官吏の給与(明治5年12月分と先々の閏月分)を安く済ませようとした」というのがたくさん出てくるんですが、ほんまにそれが理由?

ちなみに、不定時法から定時法への変更も同時に行われたとのこと。

不定時法は、日の出から日の入りの長さに連動して、「1時間」の長さが変わる仕組み(子の刻とか丑三つ時とか暮六つとか、そういうやつ)。これをやめた。

定時法は、季節を問わず1年の365分の1の、そのまた24分の1が1時間。いまの時間はこれですね。こっちに変えた。

これらの変更が告知されたのが、明治5年11月9日。1ヶ月もないのに変更ってすごい。いまやったら、サマータイムどころではない大騒ぎですね。




さて、七夕は旧暦のほうが晴れるという実感はあったのですが、京都の7月7日の天気を旧暦と新暦で比べてみました。はい、暇です。


 新暦・旧暦変換
 http://koyomi.vis.ne.jp/i/i9reki.cgi

 気象庁 過去の気象データ検索
 https://bit.ly/2vXHQph



「七夕の夜空が晴れ」を

   ・21時の天気が
   ・「晴れ」かつ「雲量」が6割以下

と定義して2000年までさかのぼったところ、



旧暦新暦
天気雲量天気雲量
20003薄曇10
20012薄曇10
2002快晴04
20031010
20041010
2005薄曇104
20061010
20071010
20089薄曇10
2009410
2010108
20111010
201227
2013快晴010
20141010
20151010
20166薄曇10
2017106
2018510



新暦
その他
17
その他29


19年間で晴れたのは旧暦が8回、新暦が3回。晴れ率は旧暦が42%、新暦が16%。

一年ごとの旧暦 vs 新暦の結果は、7勝2敗10分。

旧暦、思ったほど晴れてないけど、新暦でやるよりかなりいい。
というか、新暦がかなり悲惨。




え、今日が旧暦で何月何日かなんてわからない?
ありがたいことに無料でカレンダーに追加できます。

 旧暦
 http://www8.plala.or.jp/garden/note/kyureki.html


もちろん、紙の旧暦カレンダーもあります。

 2019年 月の満ち欠け(西暦/旧暦対応) カレンダー 卓上
 https://amzn.to/2PsFqHE



月見(酒)を楽しみたい人と、晴れの七夕を楽しみたい人は旧暦がおすすめです!