目、首、肩、腰にやさしいデバイスの使い方 4 音声入力
音声入力を利用すると、
タイピングの量が激減し、手や肩への負担が減ります。
あらゆる姿勢で使えるので、腰や首への負担が減ります。
人と話すことの少ない仕事の人には、声を出すのに良い。認識率を上げるために滑舌よく話す必要があるのも、話す訓練になります。
声を出せる環境が必要ですが、使えると強力。
音声入力はここ数年で劇的に進化しました。
環境さえ整えれば、キーボード入力より精度もスピードも上。思いついてすぐに書き出せるので、とりあえず適当に出してしまって、後でまとめることができる。関西弁でも全く問題なく認識します。話し言葉、つまり読み手に入りやすい言葉で出てくるのも良いところ。
認識の精度を上げるために、ピンマイクはあったほうがいいです。安い有線のもので十分です。
ピンマイク 3.5mmプラグ 1.5mケーブル
また、延長ケーブルがあると立ったり移動したりしながら入力できる。ただし、ピンマイクをつけているの忘れて歩いて、デバイスを引っ張って落としてしまわないよう注意。ちなみに、延長ケーブルには3極と4極があり、4極でないと音声入力には使えません。
DuKabel 延長ケーブル1.2M 4極 3.5mmステレオミニプラグ
音声入力開始ボタンを毎回押す必要があるかないかは、地味ながら重要です。通常の音声入力は、しばらく無音が続くと勝手に切れてしまうので、開始ボタンをしょっちゅう押さないといけない。少し考えているとすぐに切れてしまう。文の入力には、ずっと待ち続けてくれるものの方が向いています。
こちらに合わせて待ち続けてくれるものを2つ紹介。
PCならChrome Extension でVoiceInを使うのが最も楽。音楽を切らずに音声入力が使えるのもポイント。
VoiceIn
出先ではAndroid でスピーチノート。無料でも使えますが、買い切りの課金で待ち受け時間を30分まで延ばせるようになります。2021年6月の時点では880円でした。
Speechnotes
そして繰り返しになりますが、キーボードと比べて手や肩を使わなくなるので、必然的に凝りにくくなります。姿勢も自由なので腰や首の負担も軽減。
文字入力が本当に楽になる音声入力ですが、注意点もいくつか。
声を出せる環境は必要。これが一番のハードルになると思います。ただ、声を出せる環境というのは集中しやすく、リラックスもしやすい環境であることが多いです。音声入力をしやすくすることが、過ごしやすい環境を整えるきっかけになるかもしれません。
また、ある程度はキーボードでの補助が必要です。とんでもない誤変換もしばしば。笑えることもありますが、イライラすることもあります。
単語単体では認識されにくい。文や文節の単位で話すと認識されやすいです。
改行や訂正などでデバイスの操作をするため、他の作業に突入してしまうことがあり、いつのまにか全く違うことをしていることも。そうならないように、アプリを削除・無効化したり、見えなくしたりすることが重要です。
アウトプット専用のデバイスをつくる
https://chobiwafu.blogspot.com/2021/08/3.html
スタンド等で位置調整、文字読み上げ、アウトプット専用端末、そして音声入力。
どれかひとつでも試してみてください。
きっと、目、首、肩、腰、いくらか楽になると思います。