2021年9月8日

使用頻度でモノを減らす

 引っ越してからほぼ一年。使っていないままのものが浮き彫りに。処分しようと思ってます。



使用実績、使用頻度でモノを減らす方法の良さは、恣意的な判断が入りにくいところ。一定期間使わなかったという事実そのものが、持ち続けるかどうかの判断をしてくれます。


モノの減らし方は、大きく分けて3種類。


・モノの数を減らす
いらないものを抜いていく、もしくは定数を決めてそれ以下にする。


・収納に使う面積や容積を減らす
入るだけの量にする。


・使ったものだけ残す
使用頻度の高いものだけを残していく。


これらの中で、使ったものだけ残す方法が最も手間いらず。「減らすぞ!」という熱意も精神力もいりません。最初の仕組みづくり以外には時間もかからない。どれを使ったか、使っていないかが分かるようにさえしておけば、なくても差し支えないものが自動的に分類される。


「使えるかどうか」「この先使うことがあるか」「ときめくか」のような基準で考えると、迷うだけで全く減らず、時間だけ消費することが多いです。


定数を決めるのも強力な方法ですが、「定数をいくつにするか」を考えるのも覚えておくのも面倒だし、その数の妥当性もはっきりしない。モノの数を相当へらした人が、さらに一つずつ減らしていくのにはいいかもしれません。


これに対して、一定期間中に使ったか使っていないかは、何も考えなくても日常の行動の結果として自動的に示されます。


スペースに余裕があれば、使ったものだけを置く場所をもうけると、使っていないものと使ったものとの区別ががつきやすいです。余裕がなければ、ひとつのモノの置き場ごとに何かしらの仕切りを使って分けるとよいでしょう。


週イチ以上の使用頻度のものは、使う場所の近くなど、使いやすい場所に置くとよい。なかでも毎日必ず使うものは別格。特別使いやすい場所、一等地に置きましょう。


週イチ未満、月イチ以上なら、すぐ出せる棚や引き出しの中などに。


月イチ以下の使用頻度のものは、容れ物の中、奥の方など、少し立地の悪いところへ。


年イチ以下なら、処分候補です。数年に一度使う物というのは無くはないけれども、ほぼない。フォーマルウェアや規格の古いケーブルくらい?ごくたまにしか使わないけれども、使う時にないと困るものなら置いておけばいい。一切使わないけれど、どうしてもときめくなら置いておけばいいかもしれない。



毎週決まった曜日と時間に「使ったかどうか」で週イチからあぶれたら月イチへ、月イチからあぶれたら年イチへ移動させると忘れません。月イチから年イチへの移動は、毎月第一週にやると忘れない。


年に一度でも使ったかどうかはどうやって判定するのかというと、月イチからあぶれて年イチの場所へ移動する時に、月の数字を書いた袋に入れてから移動すると、いつから年イチに入っているかが分かります。


処分候補になったけれども手放すには忍びない、という場合は、しばらく使ってみるとよいです。使ってみると案外よくて、レギュラーに復活することもあります。そこで復活しないようなら、やはり手放すのがよいでしょう。


現実的には再入手コストも重要。数万円以上するものや、思い出の品など二度と手に入らないものは処分しにくい。でも、使っていないものは処分すると、楽になります。



とても楽にモノを減らせますが、いきなり所有物全部に適用しようとすると大変です。まず、かばんの中、この棚の中、あの押し入れの中、など範囲を絞って試してみてください!自分に合えば、範囲を広げていくとよいです。