ポケットに物を入れない
ポケットに何も入れていないと、とにかく動きやすいですね。
ズボンのポケットに物を入れていると、太ももにスマホや財布、定期入れや鍵があたって動きにくい。ちょっと太もも周りが緩めのズボンだと、歩くたびにポケットの中身が揺れてパタパタする。
シャツの胸ポケットに物を入れていると、前かがみになった時に落ちる。また、白シャツにボールペンが付くと悲劇。
ジャケットやコートのポケットに物を入れていると、肩が凝るし服の形も崩れる。
着物の袖に物を入れていると、ぶらぶら揺れるし、下にすごく引っ張られる。
ポケットにモノを入れていないと、こういった諸々が起こらず、とにかく楽。走ったり自転車をこいだりするのも同様に楽です。
ただ、ポケットを使わないということは、入れてたモノは、どこか他の場所に入れないといけないということ。手ぶらで歩けばいいのですが、いつも荷物なしというわけにもいかない。鍵とカードとスマホぐらいは必要。かといって、常にカバンやリュックを持って歩くのは大変。
というわけでたどり着いたのが、無印のこれ。
撥水ミニサコッシュ
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550182755978
ポイントは肩からかけるのではなく、腰に、腰骨に乗るように巻くこと。
というのも、肩や首からかけると、凝ります。わずか150 gくらいの聴診器でも、ずっとかけていると、かけてないときと比べて明らかに凝る。スマホだけでもたいてい150g以上ありますからね。
でも腰は、そこまで凝らない。また、腰につけていると、座っていれば椅子が受け止めてくれる。
腰の前の骨が出っ張っているところの下側に紐を引っ掛けてとめると、がっちり固定されて動きません。ぶらぶらしない。
ものを入れるスペース自体は、腰骨の横から後ろくらいに置くと、足の動きを妨げません。
製品の特徴としては、ポケットの中身を入れるのにちょうどいい大きさで、価格も税込み990円とリーズナブル。あまりたくさん入らないので、持ち物が自然と厳選されます。
上をファスナーで閉じられるので防犯面も安心。また、ファスナーを閉じることでスマホを取り出しにくくなり、デジタルデトックスにも繋がります。
ポケットに物を入れなくなるので、大事な物を入れたまま洗濯してしまうという惨事が回避されます。これは意外と大きいかも。
シャツをズボンにインしているとよく見えますが、シャツを出しているとそんなに目立たないと思います。
ベルトに通すタイプの類似品もありますが、これはベルトがなくても付けられるのも利点。
要はウエストポーチ的な使い方なんですが、ウエストポーチと比べると蒸れないです。小さいし。
出し入れしにくくても良ければSPIBELTもよいですが、無印ののほうが圧倒的に出し入れしやすいし、安い。
デメリットもいくつか。
着脱が若干しにくいのが玉に瑕。トイレの時にひと手間余計にかかります。カチッとはめるもの(サイドリリースバックルというそう)の方が良い。本体と引っ掛けるところはくるくる回るもの(ナスカンというそう)のほうがいい。紐だけ別で買って付け変えてもいいかもしれません。
大きなスマホや分厚い財布、長財布だと入らないかもしれません。
いろいろ入れすぎると、何かを出す時に他のものが引っかかって落ちるかも。
ちなみにサコッシュというのは、フランス語で鞄とか袋とかいう意味だそうです。元々は自転車をこぐ時に使う鞄ということだったよう。
ちょっとした違いなんですが、ポケットに物が入ってない状態は本当に楽です。1000円未満で試せるので、是非。
特に夏場は、下着なしと合わせると、より快適ですよ!
ふんどしの、その先