2021年6月22日

テキトーに繕う

結論から言うと、

1.玉結び

2.テキトーに縫う

3.玉止め

で、わりとなんとかなります。

少なくとも、実用上は問題ありません。


家で普段着や寝間着として着物を着ていると、様々な場面で引っ張る力がかかって糸が切れ、脇や袖口、襟先がほつれてきます。そして、ほつれたまま洗濯乾燥にかけていると、さらにほつれる。

ほつれていても着ることはできるので、面倒でそのままにしていたところ、もうちょっとで袖が取れそうというところまでほつれたのが一着。。。

直しに出すと最低でも千円はかかるようで、範囲が広いと値段も上がるよう。そして出しに行くのも面倒。


家庭科の授業以来、裁縫なんてボタンを何度かつけたことがある(それも外科で糸を結ぶ方法を使ってテキトーに)くらいでしたが、ほつれたところを縫ってみました。もちろん和裁なんて一切したことありません。



なにはともあれ玉結びと玉止め。

玉結びは、指でやる方法と針でやる方法があります。

玉結び・玉止めのコツ

https://www.brother.co.jp/product/hsm/magazine/kiji103/index.aspx


針でやるほうが簡単に綺麗にできておすすめです。指でやる方法は、ときどきなんだか絡まった感じになってしまうんですが、たまが大きくなって、かえって抜けにくいかも。

あとはテキトーに縫う。なんでもいいと思いますが、尺とり虫のように針をうねうね進めました。


繕ったところをよく見ると明らかに補修部分がわかるレベルの下手さですが、普段着なら全く問題ありません。まして脇や袖口など見えにくいところなら何の問題もなし。


うまくいったので、ズボンのお尻の破れたところも縫ってみました。玉結びをして、あとは適当にうねうねと。そして玉止め。

とりあえず破れたところがふさがって喜んでいたんですが、その周りがすぐまた破れた・・・。

生地が弱ってるとダメですね。着倒して4年目の無印の麻のズボン。縫ったとこは破れないけど、その近くがすぐに破れてくる。力のかかりやすい場所なのでしょう。新しく買い直したら、破れたほうを切って、尻にあて布をしてもいいかもしれない。



縫うだけでも有効ですが、布の接着剤と組み合わせれば、結構な種類の補修が簡単にできると思います。

コニシ ボンド 裁ほう上手

https://amzn.to/2SLDGQi


ほつれなどの「線」にはテキトーな裁縫、裾上げやあて布などの「面」には接着剤が有効。



曲がりなりにもちょっとした補修ができると、簡単に数千円浮くので、テキトーな裁縫、おすすめです。音楽やPodcast、Kindle読み上げなど聞きながらやると疲れにくいかも。