2021年5月17日

モノのけ − ずっと床に置いてたモノを動かしてみる

引越して半年以上たちますが、ずっと床にモノが積んである区画がありました。あまり通らない通路、玄関の隅、階段や寝室の一部にも。

気付くと、積まれたモノの上や周りに、引越し後にさらにモノが置かれて増殖している。。。モノが床に置きっぱなしになっている場所は、モノを引き寄せますね。


来客の無い昨今でしたが、工事で業者の方に入ってもらうのをきっかけに、思い切って置かれていたモノを動かしてみたところ、非常にすっきりしました。視界から雑音がなくなり、モノからの圧迫感もなくなりました。それだけで、いくらか身体も心も緩んだ気がします。引越しのとき、それまで暮らしていた部屋から荷物を運び出すとスッキリ感じるあの感覚が蘇りました。


スッキリする以外にもさまざまな実益が。


・歩きやすくなる

通るたびに何かを避けなくてよくなる。踏んだり、つまづいたり、小指をぶつけたり、裾が引っかかったり、姿勢を崩してこけそうになったりしなくなる。真ん中をまっすぐ歩ける。


・掃除しやすくなる

ルンバが仕事しやすくなる。そうでなくても、物がずっと置いてあると周りに埃が溜まるんですよね。


・モノの取り出しや、戸の開け閉めがしやすくなる

置かれているモノ自体から取り出すときも、押入れや引き出し、戸の周辺にモノが置かれている場合も、モノがなくなると開け閉めしやすくなる。奥のものや下のものが取れないとか、戸が開けにくいとかいうことがなくなる。


・災害対策にも

地震や火災の時にも脱出を妨げない。




さて、動かすモノは、どこか別の場所に移動するか処分するかしないといけないわけですが、すぐに全て処分できるわけもなく、とりあえず他の部屋へ動かしただけのモノもたくさんありました。


それでも、いままでモノがあった場所を空にしてみると、「こんなにすっきりするのか」と実感できる。


そうすると、空にしたところには、二度とモノを置くまいと思うようになる。


いまモノが置かれている場所をいったん完全に空にしてしまうことが大事なんだと思います。置かれているモノを、今ある場所から、とりあえず廊下の別の場所や別の部屋へでもよいので動かして。


そして、置かれていたモノを別の場所に動かすと、「しまうか処分するかしよう」という気になるもんです。動かしている最中にも「処分しようかな」と感じますし、移動先が前よりごちゃっとするのを見ても感じます。移動先にはもともと物が置かれていなかったわけで、物が置かれると余計に邪魔だと感じるのかもしれません。目に触れるようになりますしね。


こうして何も置かない床の面積が徐々に拡大していきます。




モノをのける話を書いてて、なんとなく「『モノのけ姫』とか名乗ってる女ミニマリスト、いそうやな」と思って検索しましたが、見つからず。権利関係がめんどくさいからですかね。


「片付ける!」のはハードルが高くても、「置きっぱなしのモノを、ちょっと動かしてみる」くらいの軽い気持ちでやってみると、いいんじゃないかと思います。