2021年4月5日

お茶を淹れる ー 淹れてない人向けに

チキンラーメンの手軽さで、ラーメン屋のラーメンの豊かな味が楽しめて、お金まで貯まったら、嬉しくないですか?

ラーメンの話ではないんですけど、あるんです、そんな美味い話が。


ラーメンの代わりに茶葉にお湯をかければ、3分も待たずに幸せがそこに。




・なんといってもリーズナブル

よほど高い茶葉でなければ、一ヶ月分でせいぜい1000円。これが毎日ペットボトルを買い続けると、

    150円×30日=4500円/月

ペットボトルや紙パックのお茶を毎日買う習慣のある人は、お茶を淹れるだけで月に4000円ほど貯まります。年間5万円!

そしてペットボトルを買うためにコンビニやスーパー、量販店に行く回数が減れば、「これも買っとくか」と知らず知らずのうちにしている出費が減る。余計な食品を摂取することも減るでしょう。


茶葉は、とりあえず50gとか100gとかの最小単位で買いましょう。大きい袋に入っているのを買ったほうが単価は安いですが、好みに合わなかったときに使いきるのは大変。


また、一回目だけでなく二回目以降も、お湯をかければ、薄くはなっていくものの味は出ます。違った味が楽しめる。

「美味しいのは○煎目まで」みたいなことを書いてるとこもありますが、基本的には茶葉を多く売るためのポジショントークだと思います。飲んでみて楽しめるなら、何煎でも飲めばいい。 よほど飲みまくるのでなければ、たいていは1日持ちます。

見た目も味も白湯になってきたら新しい茶葉にすればいい。ちなみに、すぐ白湯になってしまう茶葉と、いつまでも味が出る茶葉があります。特に、中国茶は長く味が出る。


外で飲む場合も、水筒を使えば問題ありません。



・意外と簡単

急須に茶葉をいれ、お湯をかけて1-2分くらい待つだけ。

丼にチキンラーメンを入れてお湯をかけて3分くらい待つのと一緒です。

大量の茶葉で長く出し過ぎなければ、 つまり濃くなりすぎなければ、それなりに美味しく飲めます。

茶葉の量をはかるのも、適当なスプーンで1杯とか2杯とか入れればいい。いつも同じものを使ってさえいれば、感覚が身についてくると思います。

それも面倒という場合は、ティーバッグなら茶葉の量は固定なので手軽。とりあえず始めやすいです。

急須なんてない場合は、ちょっと深めの器なら、丼や茶碗をはじめ、なんでも使えます。蓋をしなくても味は出るし、蓋をしたければ、大きめの皿をひっくり返して乗せればいい。湯飲みに注ぐときは、深めの器をゆっくり傾ければ茶葉が入りにくいし、茶葉が入ったとしても、底のほうがすこし飲みにくくなるだけです。 ちょっとくらい茶葉が入ったほうが、茶柱が立ってラッキーな一日になるかも。なお、ザルを使えば茶葉が入りません。


洗い物が面倒?ざっと水で流せばOKです。毎回洗剤で洗う必要はありません。


もちろん極上の味を目指すなら、経験と感性が必要です。同じ茶葉、同じお湯、同じ茶器を使っても、淹れる人で味がかなり変わりますが、そこそこ美味しく飲む分には、テキトーにやればいいです。

茶葉の量やお湯を入れてからの時間、お湯の温度や使う水の種類などの条件は、いろいろ試して好みを見つけるしかないです。チキンラーメンでも、2分弱で食べるのが好きな人もいれば、ちょっとのびてるくらいが好みの人もいるでしょう。個人的には、茶葉多めで時間短めが、しっかり味は出るけどすっきりして好みです。


繰り返しますが、茶葉を買ってきて、お湯をかけるだけ。ミルやフィルタ、ネル、フレンチプレスやマキネッタといった専用器具が必要なコーヒーより簡単にはじめられます。


ちなみに、チキンラーメンと同じく煮出す方法や、昆布だしのように水出しする方法もあります。水出しは簡単なのでおすすめ。




・おいしい

淹れると、PETのお茶とは別の飲み物。香り、甘味、酸味、苦味、渋味、深みや細やかさ、広がりや余韻。冷めたお茶や水筒に入れてたのでも美味しい。

「お茶」という名前は同じでも、全く違う。チキンラーメンとラーメン屋のラーメンとの違い、スーパーの小さいの2つで98円の豆腐と豆腐屋の豆腐との違い、と似ています。




・デメリット

「これに150円+税?ありえへんな」とペットボトルのお茶を買えなくなってしまうことくらい。




・安心?

どこまで意義があるかわかりませんが、茶葉から陶器に淹れれば当然、BPAフリー。もっとも、気にする人はすでにペットボトル飲料なんて飲んでないかもしれませんが。




とりあえず一番安い茶葉を買って適当にお湯をかけてみると、知らなかった世界が広がりますよ!もうペットボトルのお茶に1円たりとも払えなくなります。


これからの行楽シーズンにも、酒とは違った落ち着きが得られるので、おすすめ!