2019年1月12日

割烹着

あの一件以来、胡散臭さを帯びてしまった割烹着。実はかなり使える道具です。


さっと腕を通すだけで、汚れを気にせず自由に動けます。

なんといっても、カバーする範囲が広い。肩から手首まで完全防備。ちょっと汚れそうな作業でも躊躇なくできます。
例えば、炒めもの、揚げもので油が飛んでも安心。洗い物や料理で水が飛んでも平気。食材や汁物が多少こぼれても問題なし。おがくずに入れられた車海老を取り出す時に跳ねまくっても、おがくずが服につかないのでストレスフリーです。

料理だけでなく掃除や洗濯、庭仕事にも使える。着物のときでも、袖を通せばすぐに家事できる。

着ていても快適。羽織ることが前提のため緩めに作っているからか、着ていることに気づかないくらい。着たまま食べて飲んで横になって朝まで寝てしまうこともよくあります。一応、作業が終わったら脱ぐのがマナーらしいですが。

夏はちょっと暑いけれど、冬はかなり温かい。薄いのと、厚い冬用とを使い分けてます。


古いものかと思いきや、明治のはじめに考案されたそうです。それまでは、たすきをして前垂れをつけるだけだったそう。

 大隈重信邸の台所
 https://bit.ly/2RjAl9b

 江戸の女はどのような装いをしていたのか?
 https://bit.ly/2VHxB3F


イメージとしては白ですが、なにも白である必要はなく、紺とか灰とか生成りとか、様々な柄物もあります。



エプロンではダメなのか?ダメです。

腕がまったくカバーされない。割烹着なら手首から肩までカバーされるので、お子様にもおすすめ。着物のときは、たすきをしていてもやはりエプロンでは台所仕事はしにくい。どうしてもいくらか袖が垂れるので、袖が濡れやすい。

そして料理以外は対象外。エプロンで掃除や洗濯、庭仕事はしっくりこないしメリットもいまひとつわかりませんが、割烹着なら掃除や洗濯、育児なんかにも対応。とにかく様々な汚れから守ってくれます。



手入れは、洗濯乾燥機に放り込むだけ!



予算は、そこそこ使い勝手が良いものは数千円。実店舗であまり売っていないので、やはりネットでの購入が中心になると思われます。

丈が短いものが中心なのは残念。男性用の大きさのものがほとんどないのも辛いところ。せめて膝下までほしい。


そんななかでも、男性用サイズもあり、前後をひっくり返せば軽めのコートにも使えるという、これ。いいかもしれません。高いけど。M-Lサイズ限定ですが、実店舗には薄めの生地のものや柄物もありました。

 Kapoc
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夏用として使ってるのは、これ。

 中川政七商店 割烹着 ロング
 https://bit.ly/2RnfDVE


冬用のは、縁あって作ってもらったもので、ネル地で長めなので、冬の台所でも暖かい!

本当は、生地を選んで、体の大きさと用途を考えて作ってもらうのが一番いいですよね。服は。


ちなみに、裸エプロンほどメジャーではないものの、裸割烹着というジャンルもあるようです。裸エプロンは露出部分が広くて危険な感じがしますが、裸割烹着なら安全性が保たれそうですね。

 裸割烹着
 https://bit.ly/2VDD8Za




やっぱりエプロンより割烹着!