レッグウォーマー
脚半(きゃはん)ってわかりますかね?
最近だと、鬼滅の刃の禰豆子が足首につけているもの、と言った方が通じやすいかもしれません。
遍路の時は、観光バスで回ってるおばさんから「わたしら歩かんから使わんき」ともらったので、手甲(てっこう)と共につけていました。道中では紫外線や木の枝などから身を守るために重宝しましたが、さすがに現代の日常生活でつける事はないですね。
歩き遍路
https://chobiwafu.blogspot.com/2020/03/blog-post.html
ただ、寒い環境ではレッグウォーマーは必須です。屋外では特に。
以前はタイツを愛用していましたが、「暑くなって脱ぎたくなっても脱げない(少なくともズボンでは)」というデメリットが大きすぎて、レッグウォーマーに移行しました。
レッグウォーマーはいいところだらけで、非常にオススメです。
・簡単につけたり外したりできる
レッグウォーマーなら、「朝方はちょうどよかったのに、昼からは暑い」「外ではちょうどよかったのに、暖房の効いた屋内では暑い」と感じた時に、その場で脱ぐのも簡単です。引っ張るだけ。脱いだ後も、ポケットにでもしまえるコンパクトさ。さらに、軽い。
タイツもレッグウォーマーと似た用途で暖かいのですが、暑く感じたとしても簡単に脱ぐことができないし、もう一度履くのも大変。
重ね着は、脱ぎ着が簡単にできてこそ意味があります。こまめに調整できない重ね着は、不快な汗をかきっぱなしになる原因になります。
肌着を何枚も重ね着してしまうと、脱ぎたくても脱げずに大変です。肌着を3枚も4枚も着て、電気毛布の上でふかふかの布団に入っている、汗べっとりのご高齢の方がよくおられます。。。
・ズボンの上でも下でも使える
「昼は脱いでちょうどよかったのに、夕方になって冷えてきた」となっても、もう一度つけるのも簡単。
いちど外したレッグウォーマーをもう一度つけくなった時、ズボンを履いたままでズボンの下にレッグウォーマーをつけるのはさすがに少し手間がかかります。でも、ズボンの上から脛を覆うだけであれば、速やかに可能。もちろん、ズボンの下に付けている状態で寒ければ、上にも重ねて二重に着ることもできます。
ちょっとアウトドアっぽい見た目になって「朝から山にでも行ってきはったんですか?」ときかれることがありますが、2分後には忘れている他人の目など気にしなければ全く問題ありません。
・くるぶしまでの靴下と合わせて長い靴下にできる
レッグウォーマーを脛からかかとにひっかけ、くるぶしまでの靴下を上から重ねると、長めの靴下になります。
くるぶしから下の部分だけ二重にすることも簡単。つま先や足の裏が冷える時に、暖かくできます。
長さの異なるレッグウォーマーをいくつか持っていれば、その日の気候に応じて、靴下の長さを変えることもできる。
つま先や足の裏、かかとなどの破れやすいところが破れても、くるぶしから下の破れた部分のみの交換が簡単。無印やユニクロで4枚1000円で売っているので、コスパ良好です。
・手首を温めるのにも使える
体を冷やさないためには、首と名のつくところを温めるとよいという話
首
手首
足首
『「くび」れ』から腰を含めることもあるそうです。。。
首はネックウォーマーやマフラー
足首はレッグウォーマー
腰には腹巻
手首にアームウォーマーでもいいんですが、アームウォーマーとして売られているものは、薄さ以外はレックウォーマーとほぼ同じような物が多い
手や腕の防寒具としては長袖も手袋もあるので、専用のアームウォーマーが必要となる場面は多くない
ちょっと今日は温めたいなという時に、レッグウォーマーをアームウォーマーに代用すると良いと思います
・保温や緩衝材としても使える
スープジャーの保温
お酒や器など、出先で買った、ちょっとした割れ物の保護にも。
・ほぼメンテナンスフリー
もちろん、洗濯乾燥可能。
・デメリット
レッグウォーマーの良いところばかり上げてきましたが、良くないところは?
特に思い当たりません
強いて挙げるなら、実店舗ではあまり売っていないことくらいか。
数年前からレッグウォーマーを愛用していますが、実店舗ではなかなか売っていないので(特に男性用としては)、去年はアマゾンでよさそうなものを15個くらい手当たり次第買ってみました。
届いたものを全て試しましたが、膝上丈のものでも足首まで簡単にずり落ちてしまうものが多く、希望に沿うものはなかなかありませんでした。ゆるいフィット感のものが人気なのかもしれませんが。。。
ズボンの内側でずり落ちるとモビルスーツの脚のようになってしまうし、ズボンの外側でずり落ちるとルーズソックスのようになってしまう。何より暖かくないです。
昨シーズンの使用に耐えて、今年も変わりなく活躍しているのは、重ねラボとtabio。今年も使っているこの2つは、しっかり暖かく柔らかいが、ほどよくフィットして、ずり落ちてきにくい。
重ねラボは、ふわっと包み込んでくれます。長さも何種類かあり、使い分けがしやすいのも良いところ。内側と外側で生地の具合も違うのでリバーシブルでは無いんでしょうが、裏と表で色が違い、両面使うこともできます。
Tabioはしっかりしていて暖かい。男性向け商品として売られている貴重な存在です。スラックスの内側でも使いやすいデザイン。
重ねラボ
Tabio
冬場は、腹巻とレッグウォーマーをこまめに脱ぎ着しています。これが快適。
脱ぎ着しやすい重ね着で、快適な冬を!