2018年6月7日

てぬぐい

てぬぐいの良さは、なんといっても肌ざわり。使うほどになじんで、ふんわり柔らかく包みこんでくれる。体を洗うときもしっとり肌に沿って、するすると撫でてくれる。

乾きやすさもよいところ。たっぷりの水やお湯でゴシゴシ洗って、ギュッと絞る。パンパンとのばして掛けておけば、わりとすぐに乾きます。

軽さ、かさばらないところも大事なポイント。出先でも一枚あれば温泉や銭湯にいけるし、汗や汚れをふくこともできます。化繊の高機能素材も便利ですが、肌ざわりはやっぱり、てぬぐい。

いろんな柄があって、季節感を出したり気分を変えたりしやすいのも良いところ。旅先で買ったものなら、楽しかった出来事を思い出すきっかけにもなります。

 いろんな柄
 https://bit.ly/2JkgPRy



てぬぐい、いろんなことに使えますが、私の使い方はこんな感じです。

・風呂で
体を洗うのにも、風呂あがりに体を拭くのにも。

・布巾に
お手ふきや台ふきんとして。

・ジョギングに
首にかけてもいいし、手ににぎっておいて汗をふくのにも。

・冷房が寒いところで首に巻く
マフラーやストールを持ち歩かない季節でも、一枚あると安心。

・冷房が寒いところで腹に入れる
腹巻きと併用すれば、より安心。

・保冷剤に巻く
痛みどめや痒みどめに。

・濡らして首に巻く
冷たくて気持ちいい。

・頭巾として
炊事や掃除のときに髪が気にならないのでおすすめ。料理教室でも。

・半襟として
縫い付けなくても、襦袢と長着の間にはさむだけで、機能は十分、見た目もそこそこ。簡単に洗濯できて便利。




タオルではダメなのか?

ダメです。

まず、かさばる。持ち運んだり収納したりが大変。たとえばタオルを持ち歩いたりバスタオルをしまうとなると結構なスペースが必要ですが、手ぬぐいなら簡単に収まります。

タオルは濡れると絞っても重い。手ぬぐいはかなり軽い。
タオルは自然乾燥だと肌触りがゴワゴワする。手ぬぐいは、まだ柔らかな肌ざわり。

また、ホテルの真っ白でふわふわのタオルは高級感がありますが、家庭で使い古したタオルは見た目が貧相。「いい味でてるなー」と思うことはないのでは?でも、手ぬぐいなら使い古したほうがいい味でてる気がします。これは趣味の問題もあるかも。




手入れは、ふつうに洗濯機で問題なし。乾燥もかけても全く問題なし。

水で手洗いしろとか軽くシワを伸ばして干せとか書いてるとこもありますが、そんなことしてる人いるんですかね?

色移りや色褪せへの注意がいるのは染め物全般にいえること。てぬぐい、何年も毎日つかってますが、お湯で洗ったり(そもそも風呂で使えば必然的に湯にさらされる)、洗濯機で洗ったり、乾燥にかけたりしても、困ったことは一度もありません。
ちなみに、自然乾燥よりも乾燥機にかけたほうがふっくら柔らかなのは他の布類と同じです。



100均でも売ってますが、肌にふれる用途に耐えるものはあまりない印象。てぬぐい専門店のデザイン性の高いのは1枚1500円くらいするのもありますが、昔から商店街にある肌着屋みたいなところなら数百円で入手可能。最近はネットでも買えます。

 永楽屋
 http://www.eirakuya.jp/

 SOU・SOU
 http://sousounetshop.jp/?no=0&mode=cate&cbid=122457&csid=0

 Amazon.co.jp
 https://amzn.to/2LiXJR2


というわけで、まずはタオルをてぬぐいに置き換えて、しばらく暮らしてみるとよいですよ。