2018年6月15日

風呂敷

いろんな大きさ、形のものを包めるのが一番のよさ。
なのですが、実はあまり使ってません。



実際に使っているのは、次の用途。

・贈答品を持っていくのに
見た目は風呂敷で包んでいる方が明らかに格上なので、紙袋やビニール袋では代用しにくい。

・衣替え後の服を包んでおく
かさばるニットにも対応できるし、包んだら押し入れに適当に積んでおける。
中の物を出したら、衣装ケースとは違って、たたんでおける。ただ、中身は見えないし、包みを開けないと取りだせないので、頻繁に出し入れする用途には向いていません。
プラスチックの衣装ケースは場所を取るし結構重いので、服の量が少なく、しょっちゅう出し入れしないのなら、衣装ケース代わりにはおすすめです。

・ランチョンマットやテーブルクロスとして
座卓に使うには洋風のものよりしっくりくる。ちょっといい机でも、ガラスの天板を乗せるよりも自然で、木の質感は損なわれにくい。


使えなくはないけど、やや無理矢理感がある使い方としては、

・エコバッグや紙袋の代わり
でも、エコバッグや紙袋のほうがコンパクトかつ軽い。安い。というか、もらえる。

・鞄として
風呂敷バッグ、いろんな作り方があって、そこそこ使える場面もなくはないです。
容量はあるし、軽いのはいいのですが・・・はっきりいってカバンのほうが使いやすい。

風呂敷は自立しないので、下に置きにくい。
耐衝撃性はゼロ。
尖ったものを入れていると、体にあたって痛い。
防水性もほぼゼロ。薄いので、すぐに中にしみる。ただ、最近は撥水のものがあって、そこはクリアされています。

 超撥水風呂敷『ながれ』
 http://www.nagare-furoshiki.com/ja/concept.html,


・大荷物をもって移動できる
オバQやデッチーくん、昔風の泥棒のスタイル。

 オバQ
 https://bit.ly/2ycv4qK

 デッチーくん
 http://www.kyoto-np.co.jp/info/chara/070205.html

 昔風の泥棒
 https://bit.ly/2JORmjF

バックパックに入らないような大きなものでも背負って歩けるが、そんなことをする場面があるかというと・・・

・一時的に運ぶものを入れるのには役立つ
行きだけの荷物で、帰りは手ぶらになれるのなら、スーツケースやバックパックより有利。



手入れは、シワを気にしないなら、綿や化繊なら洗濯から乾燥までかけてOK。シワが気になるなら、洗濯のあとはパンパンと伸ばして自然乾燥で。
ちなみに、さっき出した撥水のは乾燥機にかけてもシワにもなりません。この製品の唯一の難点は、滑りがよすぎて、結ばずにものを包んだだけの状態で持ち歩くのには向いていないところ。



価格は材質や大きさにもよりますが、綿で70cm四方のものだと千円近くはします。
包む用途がメインだと、機能的にさほど変わらない紙袋やビニール袋と比べてかなり割高と言わざるを得ません。
模様も包み方もいろいろあって、きれいなんですけどね。



大きな可能性を秘めているとは思うけれど、いまひとつ使いみちが見当たらない、というのが実感です。

道具である以上は、実用性が大事。おしゃれ感が前面に出るようでは、特殊な嗜好の人しか使わないし、繰り返し買うことはない。
モノが使われなくなるのは古くさいからではなく、もっと便利なモノが他にあるから。いまどき日本にいながら洗濯板で服を洗う人なんてほとんどいませんよね。

いま便利な使いみちが開発されない限りは、なんでも和風で揃えたい人以外には、衣装ケースが重くて困っている場合くらいしか使いみちがないと思います。

でも、前に遭遇した「風呂敷包を頭に乗せて歩いている人」はかっこよかったので、あれはちょっとやってみたい。

 風呂敷包を頭に乗せて歩いている人
 https://amba.to/2LTJk9V
 https://bit.ly/2JNxfST